「道端の小石。」道(1954) みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
道端の小石。
本作は、私が初めて見たフェデリコ・フェリーニ作品でした。
今もニーノ・ノータの哀切に満ちた音楽を聞くだけで胸が詰まります。
哀しいトランペットの音色が、無垢なジェルソミーナの面影を鮮やかに脳裏に蘇らせるのです。
粗野で乱暴者だったザンパノが、子供のように泣きじゃくるラストの海辺のシーンに、愛する者を失った人間の絶望的な孤独感と喪失感が凝縮されていたように思えてなりせん。
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本作は、私が初めて見たフェデリコ・フェリーニ作品でした。
今もニーノ・ノータの哀切に満ちた音楽を聞くだけで胸が詰まります。
哀しいトランペットの音色が、無垢なジェルソミーナの面影を鮮やかに脳裏に蘇らせるのです。
粗野で乱暴者だったザンパノが、子供のように泣きじゃくるラストの海辺のシーンに、愛する者を失った人間の絶望的な孤独感と喪失感が凝縮されていたように思えてなりせん。