遥かなる戦線

劇場公開日:

解説

スヴェン・リンドムの脚本より、「私は子どもが欲しい!」のアリス・オフレデリックスが監督した一九五〇年作品。撮影はアイナ・オルセン、音楽はスヴェン・ギルドマルクの担当。「姿なき軍隊」のパウル・ライヒャルト、イルゼリール・ラルセン、リリー・ブロベルグ、リスベード・モーヴィンなどが出演する。なお、この映画は、一九五一年ヴィシー映画祭で最良男優演技賞、最良女優演技賞・最良脚本賞・平和賞・最良外国映画賞をえた。

1950年製作/デンマーク
原題:Det Gaelder os Alle
配給:新外映
劇場公開日:1954年5月18日

ストーリー

第二次大戦後の荒廃したヴィンで、赤十字に働く青年医師ヨルデン(パウル・ライヒャルト)は孤児救済に挺身していた。ある日大勢の孤児のなかで空腹と栄養失調のため気絶した少女レニー(イルゼリール・ラルセン)を看護し、彼女の身の上に同情して、ヨルデンが休暇でデンマークの伯父の許を訪れたとき彼女を連れて行った。平和な伯父一家の生活にレニーは夢のような幸福感を味った。伯父の娘エディットはヨルデンと許婚の間柄であったが、赤十字からの突然の出動命令が二人を割いた。エディットは赤十字を辞めて結婚しようというが、ヨルデンは発っていってしまった。彼に去られたエディットは、満されぬ心からレニーにまで冷く当った。レニーは悲しみのあまり家を飛出したが、非をさとったエディットに救われた。しかしレニーは結局ヴィンに去った。ヨルデンは、ポーランドで働いていたが、赤十字のユニフォームに身を固めたエディットと解逅したのは、それから間もなくのことであった。二人は、同じ希望と生き甲斐に固く抱き合った。

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