女ごころ(1951)

劇場公開日:

解説

デンマーク女流監督アストリド・ヘニング・イェンセンが、ノルウェイに赴いて脚本監督にあたった一九五一年作品。中年女性の心理を描くもので、撮影はアーサー・J・オルニッツとペル・G・ヨンソンの共同、音楽はパウリーヌ・ハルの担当。出演者はレナルグ・アルトゥン、エリック・ヘル、ヴェンケ・フォス、ハラルド・ハイデ・ステェン、コルビャン・ブーエンなど。

1951年製作/103分/ノルウェー
原題:Kranes Kondirori
配給:新世紀映画社=松竹
劇場公開日:1954年3月19日

ストーリー

ノルウェイの西海岸、静かな港町にあるカフェ・クラーネは、町の人々の憩いの場所だ。夫と別れ、年頃の二人の子供と仕立屋を営んでいるカティンカ(レナルド・アルトゥン)は、或る日疲れた心の憩いを求めてカフエ・クラーネに行き、そこでスティヴハッテン(エリック・ヘル)という男にあった。彼は流れの船乗り、お互に狐独な二人は、語る言葉は少なかったが何かふれ合うものをおぼえた。だが、小さな町の人はこれをありきたりのスキャンダルと見るのであった。カティンカが若かったころ、この町に来たユストゥスという新聞記者と、青春の甘い恋に酔ったことがあった。彼女には建築家の夫があり、ユストゥスにも他の愛人がいた。その恋も、彼が町から姿を消してそれっきりになった。--カティンカとスティヴハッテンの噂が大分高くなったころ、ユストゥスが再びこの町にやって来た。彼はこの事件をきれいに解決しようとカティンカに忠告したが、彼女にはそれをうけいれるゆとりがなかった。ユストゥスは気を落さず、カティンカの子供たちに、母の立場をくわしく解き聞かせた。母の立場を理解した二人は、カティンカとスティヴハッテンがあいびきしている浜辺の小屋に行った。子供たちの愛情に、かたくななカティンカの心もとけ、スティヴハッテンに別れをつげて仕事場にかえってきた。

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