ノーマンのデパート騒動

劇場公開日:

解説

イギリスのTVやヴォドヴィルで活躍しているノーマン・ウィズダムが映画に初主演する一九五三年作品。ジル・クレイギーのオリジナル・ストーリーより「響けき凱歌」のジョン・パディ・カーステアズ、この映画の製作者モーリス・コーワン(「大空に散る恋」=脚色)、「兇弾」のテッド・ウィリスが脚色、カーステアズが監督に当った。撮影は新進のアーネスト・スチュワード、音楽は「銀の靴」のミッシャ・スポリアンスキーの担当、主演のウィズダムをめぐって「陽気な幽霊」のマーガレット・ラザフォード、「怒りの海」のモイラ・リスター、「零下の地獄」のラナ・モリス、「コロンブスの探険」のデレク・ボンドなどが出演する。

1953年製作/イギリス
原題:Trouble in Store
配給:BCFC=NCC
劇場公開日:1954年5月10日

ストーリー

ロンドンの大デパート“バリッジス”の仕入掛ノーマン(ノーマン・ウィズダム)は、片想いの恋人サリー(ラナ・モリス)の愛を得ること、ウィンドウ装飾係になることの野心をもっているのだがやることなすことすべて失敗、店主フリーマン氏の怒りにふれてクビになった。去る前に一眼会いたいと、サリーのいる蓄音器売場に立つと、サリーはお客と感違いして声を録音してくれた。店を出る時、毎日来るお得意の老婦人、実は万引常習犯のベイコン夫人の荷物を持ってやり、夫人から店主の前でほめられて復職することができた。サリーが心ひそかに好意を持つジェラルドは店主秘書のペギーと結托して、アパートの売上金横領を企んでいたが、それを知ったノーマンは、別の失敗でまたクビを宣告されていた。大売出しの前日、ノーマンはジェラルド一味のところに乗込んだが、追われてサリーのアパートにおちのびた。しかしサリーからも追出され、翌朝フリーマン氏に知らせようとしたがこれもだめ。一方サリーは昨夜ノーマンから聞いたことをうっかりペギーにしゃべったので、一味に地下室に幽閉されてしまった。ノーマンはドリルを使って地下室に入り、サリーを救い、犯行現場にかけつけて大奮闘のすえ、一味を逮捕した。そしてめでたく二つの野心を果すことができたが、その時、フリーマン氏はノーマンのおかげでエレヴェータ坑に墜落しかけ、梁にぶらさがって“ノーマンはクビだ”と怒鳴っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く