マーク・レスター 可愛い冒険者

解説

ローマを舞台に、誘拐犯人とそれを追う警察の活躍を描くサスペンス映画。製作・監督は「血と怒りの河」のシルヴィオ・ナリッツァーノ、共同製作者はマーク・レスターの実父マイケル・レスター、ラファエル・サンチェス・カンポイの原案をウイン・ウェルズが脚本化した。撮影はジョルジョ・トンティ、音楽はマリッツィオ・カタラーノ、編集はトム・ノーブルが各々担当。出演はマーク・レスター、フランコ・ネロ、テリー・サヴァラス、エリー・ガレアニ、デュリオ・デル・プレート、マリア・ミキ、ベアトリス・クラリー、トム・デュガン、ピノ・マッティなど。

1972年製作/イギリス
原題:Redneck

ストーリー

イギリスの副領事を父に持つ十三歳のレノックス(M・レスター)は、母のダンカン(B・クラリー)と愛用車ベンツに乗って細い路地に入ったとき、飛びだしてきた三人組の男女に襲われた。賊は、モスキート(F・ネロ)、メンフィス(T・サヴァラス)、モスキートの情婦マリア(E・ガレアニ)で、一味は宝石商に強盗に入り、誤って店長を射殺し、逃げ場を失って外に飛びだしたところを、きあわせたレノックスのベンツを襲ったのだった。ダンカンを外に放りだし、捕えたレノックスをローマ郊外へと連れ去った。レノックスが副領事の息子だと知った三人組は身代金をとろうと計画した。数度の検問を通過した彼らにとって、レノックスはイタリアを脱出する唯一のパスポートだった。車は国境に向ってスピードをあげた。夜、盗んだ小型金庫を開けたメンフィスは悲鳴をあげた。中味はダイヤモントではなく銀のスプーンだったのだ。荒れるモスキートとメンフィス。翌朝、皆が眠っている間にマリアが散歩にでた。その後をそっとつけたメンフィスは、人気のない廃屋で彼女を犯し、殺してしまう。一方二人の姿が見えないのに気づいたモスキートは、レノックスを連れて山林へ捜しにでかける。二人は聾唖者の老婆の邸宅に迷い込んでしまうが、メンフィスもそこに入ってきた。三人は再び国境に向うが、残酷なメンフィスと、モスキートは次第に分裂していった。銃を持って脅かすメンフィスから、モスキートとレノックスは組んで脱出する機会を狙った。やがて捜索隊が近づき、フランス国境が見えてきたのに喜んだモスキートが走りだす。メンフィスは銃口を彼の背中にあてた。そのとき、捜索隊の銃弾がメンフィスの脳天をぶち抜く。モスキートは逃げる。レノックスは彼を追う。やさしい友人を失いたくない……。だが非情な捜索隊の銃弾がモスキートを倒した。

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