黒豹は死なず

劇場公開日:

解説

金に目がない男たちが激突するサスペンスたっぷりのギャング・アクション。製作はポール・カデアック、監督はジャン・ピエール・デザニャ、アンドレ・レイの原作を、ジャン・ピエール・デザニャとパスカル・ジャルダンが共同で、脚本化、撮影は「パリは燃えているか」のマルセル・グリニョン、音楽は「冒険者たち」「さらば友よ」のフランソワ・ド・レーベが各々担当。出演は「ギャング」のミシェル・コンスタンタン、「悪魔のようなあなた」のセンタ・バーガー、「続 荒野の七人」のフリアン・マテオフ、「冒険者たち」のハンス・メイヤーなど。

1969年製作/フランス・ドイツ・イタリア合作
原題:Les Etrangers
配給:松竹映配
劇場公開日:1971年6月19日

ストーリー

中南米の砂漠の中継点。その銀行を襲ったケイン(J・マテオス)は冷酷に無抵抗の人まで撃ち殺し逃げた。この地区の取締官ブレイド(H・メイヤー)は必死に追跡して、険しい山道でケインをはさみ打ちにした。危機一髪ケインは激流に身を投じた。激流からはいあがったケインは近くの廃坑の穴にダイヤモンドを隠したが、疲労困憊、気を失なってしまった。翌朝、シャムン(M・コンスタンタン)は倒れているケインを助けて、人里離れた一軒家に、連れ帰った。シャムンの隠れ家にいる、美しい女メイ(S・バーガー)、この女のためギャングに狙われていたシャムンは、逆に、ギャングが差し向けてくる殺し屋の首にかかっている賞金を取締官のブレイドと山分けしようと待ち構えている。シャムンは、ケインの事情を知ると、ダイヤモンドの山分けも要求した。殺し屋が来る、とブレイドから知らされ、待ちうけるシャムンの思惑ははずれ、ケインが殺し屋を残虐な手口で殺した。賞金をもらうべく殺し屋の死体を町へ運んで帰ると、ケインを強い、ダイヤモンドの隠し場所に案内させて廃坑に入った時、木が崩れ落ち生き理めになってしまった。ケインは家に帰るとメイの肉体を奪おうとしたが、必死の抵抗にあい、その間に這い出してきたシャムンはケインを殴り倒した。外に飛び出たケインにブレイドの銃が火を吹いた。晴れて賞金をものにしたシャムンとメイは新しい生活を求めてヨーロッパに向かおうとしていた。ブレイドも賞金の半分を手にし、にこやかに二人を見送っていた。

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