「完全版鑑賞。」サスペリア PART2　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

映画の中のワンシーンだけが、鮮明に記憶に残っている程度で、ストーリーなんて丸ごと失念してしまっていた。
んで再度「完全版」を鑑賞してみることに。
しかし本作が推理サスペンス映画だとすれば、こんな穴ボコだらけの脚本だったとはまさに驚きである。
暗闇の中から飛び出して来る薄気味悪いカラクリ人形なんて、一体何の意味があったのだろう。犯人が被害者の気をそらせる為に用意したものだろうか？観客を単に驚かせる為の演出だとしたら随分ふざけた話である。
ま、あれは「SAW」シリーズのビリー人形の先輩にあたるけどね。
また死者が書き残したダイイング・メッセージも、主人公にその存在自体も知らされていないわけたがら、次の被害者を増やす為に活用されただけで、連続殺人事件解決のヒントにすらなっていなかった。
主人公のピアニストと、ヒロイン役の女性新聞記者との会話も無駄に長く、退屈なだけ。
劇場版ではその大半がカットされているだろうね。
もう意味の分からないことが多すぎて、今でも頭の中がすっきりしません。
でも、やはりあのワンシーンだけは衝撃的だったな。