シンデレラ(1976)

劇場公開日:

解説

12時の鐘が鳴る前に帰らなくては……。名作童話のミュージカル化作品。製作はスチュアート・ライオンズ、監督は「シャイヨの伯爵夫人」のブライアン・フォーブス、脚本はB・フォーブス、ロバート・B・シャーマン、リチャード・M・シャーマンの共同、原作はシャルル・ペロー、撮影はトニー・イミ、音楽はR・B・シャーマンとR・M・シャーマン、振付はマーク・ブローが各々担当。出演はジェマ・クレーブン、リチャード・チェンバレン、ケネス・モアなど。本国公開原題はThe Slipper and the Rose。

1976年製作/イギリス
原題:The Love Story of Cinderella
劇場公開日:1977年3月26日

ストーリー

物語はヨーロッパ・アルプスの大自然に囲まれた小国ユーフラニアに始まる。雪のなか城につづく道で二つの黒い列がすれちがった。隣国カロルスフェルド国から帰るエドワード王子(リチャード・チェンバレン)一行と、柩をのせた馬車と四人の女であった。城に帰った王子は、隣国の王女との婚約はしない、と両親に伝える。春が訪れた。あの葬式の列の四人の中の一人、シンデレラ(ジェマ・クレーブン)は、今、死んだ父の墓に来ていた。父が死んで以来、継母に下女として働かされ、意地悪な姉たちにいじめられている毎日の彼女。泣きたい時にはいつもここへ来ていた。一方、城では王や大臣が、王子の結婚相手を見つけるため、ヨーロッパ中の未婚の王女を招いて、大舞踏会を開く準備を進めている。忙がしい毎日で、疲れきって居眠りのシンデレラは、突然吹いてきた風に眼覚めた。立っていたのは見知らぬ婦人。可愛い小犬を、「用がある時は、この犬にいいつけなさい」と置いていくと消えてしまったその婦人は、優しい魔法使いだった。そしてある日、舞踏会への招待状が、シンデレラの継母と姉達にも届き、シンデレラは三人の夜会服を縫わされる。当夜、一人留守番の彼女。風が吹いて、魔法使いが現われ、魔法で彼女を美しい王女に変え、会にいけるようにした。ただし12時までに帰るようにと。舞踏会に行った彼女に王子は一目ぼれ、でも12時の鐘がなる。ガラスの靴を残して走り去る彼女。初めて恋したシンデレラをさがす王子。3ヶ月の月日が流れた。やっとめぐり逢えた二人だったが、王は反対し隣国の王女との結婚をおしつける。しかし、魔法使いの協力の元にむすばれる二人であった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 ゴールデングローブ賞(1977年)

ノミネート

最優秀作曲賞 リチャード・M・シャーマン
最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

5.0大好き!

2024年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

幸せ

萌える

とにかく、好きです!
でも、昔、テレビ東京で観た記憶しかなく、
YouTubeでぶつ切りを観ては萌えてます。
いつか、スクリーンで観たい!

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七色姫

3.0夢の入り口

2022年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

福岡市の歓楽街、中洲にはかつて映画館がひしめき、いい映画は家の近所の映画館では、やっていなかった。当時私は田舎の方に住んでいたが、一番近い映画館でも雑餉隈という街に行かなければ見ることが出来なかった。

ある日母親に幼い妹と連れられて、中洲まで映画を見に行った思い出の映画がこの「シンデレラ」お話自体は絵本なんかで知っていたつもりだったものの、子供心に不思議だったのが、かぼちゃが馬車に代わる魔法だったり、ガラスの靴が、他の誰にも履くことが出来ないといういきさつ。いくらでも成りすましできるじゃん。と思ったものだが、それでも衣装の華やかさ、音楽の素晴らしさはかすかに分かった。本当のお楽しみは、そのあとにデパ地下で食べるお好み焼きだったりしたのだが、現在では天神パルコになってしまっている場所は、かつて岩田屋という百貨店で、(ま、今でも少し外れた場所に存在はするが)そこの地下に、味のタウンなんて飲食店街があって、夢のようなお菓子の国がそこにあった。

そして、意味不明の1メートルほどの段差を上がるために短いエスカレーターがあり、今でもそれがあるのがなんとも不思議な感覚だ。40年以上も昔なのに。

食事がすむと、おもちゃ売り場に直行し、何も買ってもらえないのだけれど夢中で見つめた。そして、屋上のプレイランドで、チューハンターという甘めの射的ゲームで腕試しをして、景品のお菓子を取るのが楽しかった。まだインベーダーゲームすらも無かった時代だ。

そんな時代の、思い出のページにこの映画は存在する。そのころから、ディズニーの理念は変わっていないのだ。映像や、映画という施設自体はずいぶん進化しても、家族で楽しめるエンタテイメント、空間、魔法にかかったようなひと時を提供する、夢の国。

ただし、私はミッキーマウスよりも「トムとジェリー」に夢中だったけど。

2018.9.15

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うそつきカモメ

5.0He/She Danced With Me

2021年1月9日
Androidアプリから投稿

やはり見せ場は《舞踏会のシーン》
シンデレラ(クレヴィン)が現れる迄は 定番スタイルのダンスなのだが、その登場と共に振り付けも激変する

彼女と王子のダンスには(フェアリーの仕掛けによるものではない)恋の魔法にかかる瞬間が表現されており、輪が拡がるにつれ みるみる群舞も生気をおびる

ダンスで恋に落ちるシーンは 多くの映画にあるが
〈誰の目にも明らかなこと〉として観客にも〈感じさせる〉ところがすごい
シャーマン兄弟の名曲が 最高に輝く瞬間でもあるし、振り付けも素敵
(彼等が脚本に参加していることも関係しているのだろう… )

シンデレラも可憐、衣裳/装飾も豪華、ロケーションも素敵
ロイヤルバレエ団も活躍してるし 傍役もガッチリ固められている

王子役のリチャード・チェンバレンが懐かしくて観てみましたが、彼が英国人ではなく アメリカ人で甘い歌声なのも知りました
キャリア途中で 活躍の場を、アメリカから英国に移したのも 大正解のような気がします

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jarinkochie

3.5キラキラが綺麗〜

2014年10月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

キラキラがいちいち綺麗なのはBDだからなのかな?
シンデレラが城の家来達に追いかけられるけど
あの時の馬と人間があんな風に見えるくらい怖いってそこが良かった。

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wwwkira