キッスは殺しのサイン

解説

ジミー・サングスターの原作を彼自身とデイヴィッド・オスボーン、それにリズ・チャールズ・ウィリアムスが共同で脚色し、ラルフ・トーマスが監督したアクション。撮影はアーネスト・スチュワード、音楽はマルコム・ロックヤーが担当。出演はリチャード・ジョンソン、「オスカー(1966)」のエルケ・ソマー、「イスタンブール(1966)」のシルヴァ・コシナほかナイジェル・グリーン、スザンナ・リーなど。製作はベティ・E・ボックス。

1966年製作/アメリカ
原題:Deadlier Than the Male

ストーリー

若く美しいエックマン(エルケ・ソマー)と黒髪美人ペネロープ(シルヴァ・コシナ)はみかけとは違って、邪悪な危険きわまりない暗殺者であった。悩ましい曲線を惜しげもなく見せる潜水着をつけた彼女らは、地中海の小島でアメリカの石油会社社長ケラーに続いて、重役の1人を殺害した。どうやらこの事件はフェニンアン石油会社とケラー石油会社との合併問題がからんでいるようであった。これらの事件を知ったロイド保険組合員のヒュー・ドラモンド(リチャード・ジョンソン)はこれを国際ギャング団の仕業とにらんで調査にのりだした。ある日彼はフェニンアン石油の重役ウェストン(ナイジェル・グリーン)がエックマンと一緒のところを目撃した。彼女は未知の第3者の使いとしてウェストンと面会したのであった。それ以後ドラモンドは再三女暗殺者たちに襲われたりした。そんなある日、フェニンアン石油会社を訪れたドラモンドは、ある秘密ギャング団がアクマタ国の石油の利権をフェニンアン会社のために獲得するには、アクマタ国の若い王を暗殺するしかない、との話を耳にした。そこでドラモンドは甥のロバートがアクマタ国王に招待されたのを機会に、彼に同伴して会見した。ヨットで歓談していた時彼は島の丘の上にあるいかめしい古城の持ち主から招待を受けた。そこにはエックマンやペネロープのほかに国際暗殺者たちがいた。そしてこの暗殺団をあやつる意外な人物ピーターソンに対面した。やがてドラモンドとピーターソンの間に生命をかけたチェスのゲームが展開された。ゲームの進行とともに奇想天外な国王暗殺計画が着々と進行していた。だがドラモンドの超人的な活躍がこの計画をはばんだ。そして暗殺団の首領ピーターソンは意外にもフェニアン石油会社の重役ウェストンであった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.5殺し屋の女たち

2024年4月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャケ買いしたDVDだが、ジャケットからは「007の女性版かな?」と思ったのだが、女性たちは殺し屋。
冒頭で「女は怖い生き物だ。男よりも…」などという文字が出て、どんだけ怖いのか……を観たかったので、序盤の「葉巻殺人」&「飛行機爆発」などはイイ感じだったのだが、主役が男(リチャード・ジョンソン)になってから女性たちが脇役になってしまうのが惜しい。
女性2人組のエルケ・ソマーとシルヴァ・コシナは、なかなか色っぽくて良い感じ😍

物語的には「会社同士の金銭問題」が序盤で議論されるが、いったいどんなストーリーを描きたかったのかは微妙な感あり、「この映画はアクションを楽しむ映画なんだ!」と割り切って楽しむしかないような作品であった😁

鑑賞後、DVDジャケット裏面を読むと、「ボンド顔負けの秘密兵器をひっさげ、女殺人部隊がさっそう登場!凄い女がやって来た!」などと書かれている。
確かに、ボンドに負けじと、小道具は工夫されていた気がする🤗

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいちぃ
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

他のユーザーは「キッスは殺しのサイン」以外にこんな作品をCheck-inしています。