ヨーロッパ突進
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解説

「娘乱暴記」「空中サーカス」等のスー・キャロル嬢と「大河の奇賊」「娘乱暴記」のニック・スチュアート氏とが共演する喜劇で「空中サーカス」「名物3羽烏」のアンドリュー・ベニンソン氏が書却した台本により「モダーン三銃士」「青春謳歌」のデヴィット・バトラー氏と「青空」「キット・カーソン」のアルフレッド・L・ワーカー氏とが共同監督したもの。助演者は「思い出」「バラ・ウー」のグスタフ・フォン・セイファーティッツ氏で、撮影は「クリスティナ」「大河の奇賊」のルシエン・アンドリオ氏と、「モダーン三銃士」「ニュース前進曲」のシドニー・ワグナー氏とが共同で当たった。

ストーリー

大学を卒業したばかりのディック・ストーリングはキャメラを担いでヨーロッパ見物兼撮影の旅に出発した。ポケットには50ドルのお金しかもっていなかったが、典型的なヤンキー青年である彼は自主独立の気に富み、何物にも屈しなかった。先ず英国に渡ってロンドンで近衛兵の行進を撮影をしていると彼は自動車に追突された。その運転手に剣突を食わせようとすると素敵な美人が乗っていたので早速丁寧に会釈した。彼女はリンタ・テリーという資産家の孤児で、後見人のフィニス・メリルとその甥ドンとが同乗していた。ディックはその自動車の後部のトランク台に跳び乗った発見されて追われたがリンダがディックに好意を寄せていることを彼は見逃さなかった。ディックはフランスへ渡ってリールで英国皇太子殿下を撮影したが、その折リンダがメリルの為に気狂い病院に入れられようとしているのを救った。メリルは彼女がドンとの結婚を承諾しないので彼女の財産を横領するためには彼女を気狂いに仕立てる必要があったのである。ディックは鉄拳とカメラの三脚を武器として悪漢共を逃亡せしめリンダを伴って、彼の撮影旅行を続けることになった。パリでは彼はエッフェル塔に上って撮影を始めるとメリル一味が現れたのでリンダを隠れさせた。メリルはディックが許可無くしてエッフェル塔から撮影した罪で告訴したので警視庁へ出頭しなければならなかった。彼の陳情は官憲に受入れられ、後を追って来たリンダと共に密かにメリル等の眼をかすめて放免して貰った。その後ディックがヴェスヴィアス火山の撮影に出掛けた留守にリンダを誘拐すべくメリル一味が襲来したが帰って来たディックに妨げられ、メリルはリンダの金を横領せんとした罪で逮捕された。かくてリンダとディックとは自由と愛を得た。...

作品データ

原題 Chasing Thru Europe
製作年 1929年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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