油断大敵(1924)

解説

ユージーン・P・ライル・ジュニア氏の原作をジュールス・ファースマン氏が脚色し、カレン・テイト氏が監督したもので、「ペンキ塗り立て」「大入り満員」等出演のブライアント・ウォッシュバーン氏、「歓楽地獄(1927)」「猿飛カンター」等出演のビリー・ダヴ嬢、「マラソン結婚」「天下の大評判」等出演のエドワード・ホートン氏が共演し、ライオネル・ベルモア氏、ジョセフ・キルゴアー氏、ローズ・ディオン嬢等が助演している。

1924年製作/アメリカ
原題:Try And Get It

ストーリー

印刷業者ラリー・ドノヴァンは集金主任のジョー・メリルに向かって、チム・ペリンに7年後越し貸しっ放しになっている25ドル11セント也を1週間以内に回収しなければ免職しると言い渡した。同時にジョーの同僚たるグレン・コリンスにも同じことを言い付けた。ジョーもグレンもペリンに面会しようとペリンのセメント工場に行くと職工たちに追い出されてしまった。ジョーはペリン所有の流行衣装店でその娘ローダが経営している店を訪問すると、ローダはペリンの秘書としてペリンの借金は11セントだけだと言って差し出した。ジョーは肯んぜずペリンに面会を主張するとペリンは怒って大騒ぎになり店が滅茶滅茶になった。ジョーは執念深く今度はペリンの自宅に押しかけると彼は飽くまで25ドルは支払い済みで借金は11セントだと頑張り、証拠の小切手を見せるから明日セメント工場に来いと答えた。グレンも同じ言い草で追い返された。翌日職工連は手ぐすねひいて待ち構えていたのでグレンは早々に退出したが、ジョーは工場の貨物自動車を盗んでローダを訪れ彼女と同乗して工場に乗り込み巧みに職工連の襲撃を避けてペリンの許にやってきた。ペリンはやむなく小切手を示したがそれは商取り引きに支払われたのでなく私用に費されていることが判明したので、ジョーは首尾よく25ドル11セント也を主人に持ち帰った。主人もペリンもジョーの敏腕に敬服した。そしてローダは更に彼の男前に敬服したのである。

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