夕陽の対決

劇場公開日:

解説

カウボーイと牧羊者の争いの渦中に入り込んだ、不敵なガンファイターの活躍を描く西部劇。製作はフランク・キングとモーリス・キングの兄弟。監督は「荒野のアパッチ」のリー・H・カッツィン、脚本は「突撃隊」のリチャード・カー。撮影は「追いつめて殺せ」のフレッド・コーネカンプ、音楽は「殺しの分け前 ポイント・ブランク」のジョニー・マンデル、編集はダン・カーンがそれぞれ担当。出演は「パリは燃えているか」のグレン・フォード、「西部開拓史」のキャロリン・ジョーンズ、「去年の夏」のバーバラ・ハーシー、「5枚のカード」のジョン・アンダーソン。その他、デイヴィッド・キャラダイン、J・D・キャノン、ハリー・タウンズ、ジェームズ・グリフィス、クロード・ウールマン、エド・バーキーなど。パナビジョン、メトロカラー。1969年作品。

1969年製作/アメリカ
原題:Heaven with a Gun
配給:MGM
劇場公開日:1970年4月11日

ストーリー

ニュー・メキシコの牧場主エイサ・ベック(ジョン・アンダーソン)の牧羊者に対する気嫌いはひどく、牧牛者と牧羊者の血なまぐさい争いは日々たえなかった。今日も、ベックの息子コーク(デイヴィッド・キャラダイン)が、インディアンの羊飼いを縛り首にしていた。だが、そこを通りかかった1人の旅人が、彼らの脅しをものともせず、その死体を丁重に埋めてやり、去っていった。その様子を感謝をこめて見つめていたのが、死人の娘レルーパ(バーバラ・ハーシー)。旅人は町の雑貨屋ガス(ハリー・タウンズ)から納屋を買い、ジム・キリアン(グレン・フォード)と名乗った。その夜、キリアンと町のサロンで出会ったコークは、拳銃でかたをつけようとしたが、女将のマッジ(キャロリン・ジョーンズ)に止められた。彼女は、キリアンが速射ちの名人であることを知っていた。その後、牧場主のベックと、牧羊者スコッティ(エド・バーキー)を助けたことから知ったマードック(ジェームズ・グリフィン)の両方から用心棒に懇われたキリアンは、納屋に「伝道教会」を設け、“こに来るものは守る”と解答した。この教会は特に、婦人たちから歓迎された。しかし、ベック一味は3年間キリアンと一緒の牢獄にいたという殺し屋のメースを雇い、彼の素性を暴きたてたりした。そして、ベック一味と牧羊者の争いは、谷間の湖水をめぐって、ついに最後の決戦をむかえる気配になってきた。その矢先、コークがアンドルーズを殺し、彼もまたメースに殺され、両方の血みどろの戦いは、もはや必至かと思われた。そこでキリアンは一計を案じ、急いで町の女達を集め、彼らの間に割って入った。さしものカウボーイたちも、自分の女房達が敵との間にいては銃を撃てず、お手上げになってしまった。そして、ベックも法による正当な権利の前には歯がたたず、湖水の水を皆のもとへかえすことを約束した。こうしてビネガルーンに、初めて平和な日々が訪れることとなった。(MGM配給*1時間41分)

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