闇の法廷
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解説

「キューバの恋唄」「戦く幻影」と同じくW・S・ヴァン・ダイクが監督したものでマーク・ヘリンジャーとチャールズ・ビーハン合作の舞台劇に基づき「戦く幻影」のベイヤード・ヴェイラーと「蜃気楼の女」「異国の母」のレノア・コフィーとが共同して脚色した。出演者は「アメリカの悲劇」「私の殺した男」のフィリップス・ホームス、「街の野獣(1932)」「北海の漁火」のウォルター・ヒューストン、「処女読本(1932)」「花嫁選手権」のアニタ・ペイジ、「マデロンの悲劇」「マタ・ハリ」のルイス・ストーン、新人メアリー・カーライル、「アルセーヌ・ルパン」のジョン・ミルジャン、及びタリー・マーシャル、「スザン・レノックス」のジーン・ハーショルト、「紐育の仇討」のノール・フランシスで、撮影は「仮染の唇」「滅び行く凱歌」のノーバート・ブロディンの担当。

ストーリー

夜間裁判所の判事モフェットは暗黒界の勢力に支配されて収賄を常とし、あるいは理を非とし、あるいは曲を直として、神聖なるべき司直の廷を罪悪の巣窟としていた。が彼の悪事はようやくオスグッド判事の耳に達し、判事はモフェットの行跡調査に着手する。モフェットは怖れて情婦のリルを安っぽいアパートに転宅させた。リルが移った隣の部屋にはタクシー運転手マイク・トーマスが妻メアリーと幼い子と住んでいた。メアリーは偶然モフェット判事の銀行通帳を拾ったが、それこそモフェットが悪銭を蓄えた証拠なので、モフェットはリルと共謀して、メアリーに無実の罪を被せて獄に送った。妻を獄に奪われたマイクはことの次第を推察するや、モフェットと敵対行動を取った。そのために彼は危うく暗黒界の魔手に命を落されようとした。一方オスグッド判事は私立探偵を雇ってモフェットの罪跡を挙げさせていたが、モフェット一味の魔の手は遂にオスグッド判事を殺してしまう。その下手人がモフェット判事である、という状況証拠があるので彼は弱り切ったが、彼の現場不在証明をためし得るのは運転手マイクのみだった。マイクは時機到れりと、証言を拒んだ。そしてメアリーが無罪であることを立証するならば、現場不在を証明してやるという。モフェットは己の悪全部を告白しなければ、オスグッド判事殺害犯人として死刑に処せられるので、背に腹は代えられず、すべてを白状してしまう。メアリーは青天白日の身となり、マイクと再び幸福な生活に入ることが出来た。...

作品データ

原題 Night Court
製作年 1932年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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