名馬の誉

解説

ヴィクター・メイプス原作の舞台劇に基づき「大奮闘家」を監督したジェームズ・ホーンと「嵐の判決」を監督したデル・アンドリュースが共同で監督した。主役は「ベル・ボーイ」主演のダグラス・マックリーンで、対手役は「ローナ・ドゥーン」等出演のマッジ・ベラミー、愉快な競馬喜活劇である。

1922年製作/アメリカ
原題:The Hottentot

ストーリー

サム・ハーリントンは馬を恐れている青年であったが、自分と同じ名の有名な騎手がいたので、彼と間違えられる。しかし彼の恋しているペギー・フェアファックスが馬が大好きなので、そのことを打ち明けることをちゅうちょしていた。彼は名馬ホッテントットに乗らねばならぬようになって、命がけで乗ったが、馬は走って彼を振り落としてしまう。その翌日は障害物競馬の当日であった。ペギーはサムに自介の持ち馬バウンティフルムに乗って出場するように頼むので、彼はやむなく承諾したが、主人の苦しい立場を見て彼を助けるつもりでその具を隠してしまった。馬が発見された時には病気になっていたので、ペギーはすっかり失望してしまう。これを見て彼女を喜ばせようとサムはホッテントットを買取りそれをペギーに与えた。彼の恋敵が、彼はホッテントットに乗って出場できまいというのでサムは勇を出して出場する。そして落馬はしたけれど遂にその競馬に勝って、ペギーの恋をも得たのであった。

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