無法地帯

劇場公開日:

解説

ハロルド・シューメイトの原作から西部劇専門のジェラルド・ジェラティが脚色し、「ジョルスン物語」のアルフレッド・E・グリーンが監督した1941年西部劇で、撮影は「荒鷲戦隊」のスタンレー・コルテス、音楽はH・J・サルター。「スイングの少女」のロバート・スタック、「虹を掴む男」のアン・ルザーフォード、「銃弾」のリチャード・ディックスの他、「大自然の凱歌」のフランセス・ファーマー、「オール・ザ・キングスメン」のブロデリック・クロフォードらが共演。

1941年製作/アメリカ
原題:Badland of Dakota
配給:セントラル
劇場公開日:1951年6月26日

ストーリー

1876年、ダコタのデッドウッドの町では、酒場の主人ボブ・ホリデー(ブロデリック・クロフォード)が顔を利かせていた。彼の弟ジム(ロバート・スタック)は西部嫌いの青年で東部へ行っていたが、町へ帰ってくると兄から、セントルイスにいる恋人のアン(アン・ルザーフォード)を連れ戻すよう命ぜられた。ジムは、兄が最近じゃじゃ馬のジェーン(フランセフ・ファーマー)に心を移しかけたことを見抜いていたが、セントルイスから同行する途中、彼はアンと恋におちてしまい、町へつく前二人は結婚した。これを聞いたボブは、怒りのあまり酒をあおり、無法者の群に投じて悪事を働くようになった。このため町の保安官ヒコックも彼に殺害され、ついにジムも新保安官に任ぜられてボブに対抗する決心をかため、カスター将軍(A・リチャーズ)の援助を要請した。インディアンが町を襲撃したのにまぎれて、ボブ一派は銀行を襲い、ここに善悪の激闘が起こった。ボブはジムを射とうとしたが、この時ジェーンの一弾は恋人ボブを倒した。救援にかけつけたカスター将軍の一隊で悪漢は亡ぼされ、ジムとアンは幸福な生活に向って旅立った。

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