娘十八夜遊び時代

解説

「娘十八映画時代」「同コーラス時代」と同じくビービー・ダニエルス嬢主演喜劇で相手役もニール・ハミルトン氏が勤めている。原作はロイド・コリガン氏とグローヴァー・ジョーンズ氏が執筆し、脚色はルイズ・ロング女史が担任し、「凸凹サーカスの巻」「姿は偽らず」をものしたエドワード・サザーランド氏が監督した。なお「娘十八冒険時代」「同泳げや泳げ」に助演したウィリアム・オースティン氏を始めウィーラー・オークマン氏、チャールズ・セロン氏等が助演している。

1928年製作/アメリカ
原題:What a Night

ストーリー

クロニクル新聞社の探訪記者ジョー・ヘルトンはある時マイク・コーニーという悪漢が自分の振出した無効の小切手を種に不正を働こうとしていることを探知し、その小切手を証拠に新聞に大きな記事を掲げようとしたが、コーニーはそれを感知して件の小切手を回収し何処かに隠して了った。困ったヘルトンは折柄コーニーの手下のブラッキーが牢屋に入れられたと聞いて彼に小切手の在処を訊きただそうと出掛けた。ところが最近入社したばかりの婦人記者ダイアナ・ウィンストンがいち早く小切手の隠匿場所を探知してヘルトンに知らせた。ヘルトンは自らその夜コーニーの居間へ侵入して小切手を手に入れたが、不運にも発見されて撲り倒され小切手を取戻されて了った。ここにおいて折角大急ぎで手筈を決め早手廻しに新聞に載せたコーニー等の不正の記事が虚報という結果になり、次の版には止むなくコーニー等に対して1面全部に謝罪文を掲げねばならぬ破目となった。新米のダイアナはこの塗炭場をどうにか切りぬけようと考えてカメラを携へ、社会欄に編集人パーシー・ペンフィールドと共に波止場の倉庫のコーニー等の密会所へ赴き、コーニーとブラッキー等の会合の場面をうまうまと撮影したほかブラッキーを証人として連帰った。そこで新聞は謝罪文を出す必要がなくなり、ダイアナは面目をほどこしてヘルトンと結婚したのである。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く