MOON44

劇場公開日:

解説

未来の企業間惑星戦争の中、戦闘ヘリで戦う囚人部隊と喋報員の苦闘を描くSFアクション。監督・製作・原案・脚本はドイツ出身の新人ローランド・エメリッヒ。共同製作と原案はディーン・ハイド。撮影はカール・ウォルター・リンデンローブ。音楽はジョエル・ゴールドスミス。SFXはロバート・G・ブラウン、フォルカー・エンゲルが担当。

1990年製作/アメリカ
原題:MOON 44
配給:にっかつ
劇場公開日:1991年2月23日

ストーリー

A.D.2039年。地球の天然資源は涸渇、多国籍企業が宇宙の支配権を巡り戦いを繰り広げていた。カーネル社は次々と鉱山惑星を襲われ、残る重要拠点チーム44を守るというよりも、鉱山運搬船を無事離陸させるための捨て石として囚人パイロットの投入を決定した。その中に一人のアウトロー内務調査官フェリックス・ストーン(マイケル・パレ)を潜り込ませた。ストーンは囚人ジェイク(ブライアン・トンプソン)らと対立しながら裏切り者がリー少佐(マルコム・マクドウェル)であることをつきとめた。敵の宇宙海賊の襲撃。囚人パイロットは戦闘ヘリに乗り込み、天才少年たちのナビゲイターに導かれ立ち向かう。そして、リー少佐を倒したストーンは、ジェイクの命を捨てた援護のおかげで人々を乗せた運搬船で脱出し、カーネル社に乗り込み、彼らの不実を糾弾して、去って行った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0エメリッヒ監督の無名西独逸時代の最終作

2023年10月18日
iPhoneアプリから投稿

基本的に西ドイツ映画で、同国のみの劇場公開らしい。

日本やアメリカではビデオスルーで、自身は‘90年代の出たての頃にレンタルで鑑賞した。

当時は「無名監督のドイツ映画」だったものの、『ストリート・オブ・ファイヤー』で頭角を表し始めたマイケル・パレに、マルコム・マクダウェルまで出演のSF(宇宙)ものだったので、興味で借りてみる気になった。

ストーリー的には、宇宙の資源惑星での資源開発を巡った陰謀ものという感じの展開。

まだマイケル・パレが若々しく、将来性を感じさせる良い感じだったのと、いつものお約束ごとを裏切らない役回りのマルコム・マクダウェル氏を楽しめた。

イメージ的には、やはりマルコム・マクダウェル氏が登場する現代が舞台のハイテク・ヘリコプターを巡る陰謀ものの『ブルー・サンダー』と被る感じもあったかな?

この作品以降、エメリッヒ監督があれ程大化けするとは、この作品当時には全く考え及にませんでしたね。
結構気に入りはしたものの、やはりビデオスルーなりのレベルの作品のように、当時は思いましたから。

因みに音楽担当のジョエル・ゴールドスミス氏は、既に有名だったジェリー・ゴールドスミス氏が実父だという事を知って、当時「おぉ〜っ!」って感じでした。
残念な事に、早死にされたようで、既に故人となっております…..

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アンディ・ロビンソン
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