都の汚辱

解説

ハート氏が牧童姿を棄てゝ流行の服を身に纏い、都大路を騎馬で疾躯するという変った劇で、対手は「快男児」や「イントレランス」で紹介されたシーナ・オウエン嬢である。原作者はハート氏の出演劇の数多くを執筆し、「シヴィリゼーション」の作者として有名なC・ガードナー・サリヴァン氏で、ハート氏自身の監督である。

1918年製作/アメリカ
原題:Branding Broadway

ストーリー

ボッブ・サンズは一隊の牧童の先頭となって仕払日にアリゾナのホエットストーンの町に乗込むが、禁酒令の布かれているため牧童は乱暴を働き、その結果サンズは町の秩序委員の手によって東部へ送られる。彼は新聞広告によりニューヨークの銀行家ハーリントンが、その息子ラリーの後見をする為の強い男を求めているを知りその地位を得る。彼はラリーが案内してくれた珈琲店の給仕女メリーの優しき姿を見て、生れて始めての恋心を覚えるが、ラリーの彼女に対する素振を見て娘はラリーを愛していると思い誤まり娘の為にわが恋を諦め様とした。ラリーの父は息子とメリーとの仲を知り、探偵を頼んでラリーから娘に送った手紙を取返させる。然しメリーは実はサンズを想っていたのであった。西部の男は東部の娘を手に入れて、都の汚れを後に自然の懐へと帰って行く。

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