廻る因果

解説

「乱入者」「光の道へ」「恋知り初めて」などと同じくグラディス・ブロックウェル主演ウィリアム・スコット共演のフォックス映画で、原作および脚色は特にメイスンのためにジュリアス・G・ファースマンが書いたもので、監督はメースンの人情物を数多く監督したエドワード・ルサン。

1920年製作/アメリカ
原題:A Sister to Salome

ストーリー

ある花形女優エリノア・デュエインはある大手術を受けてその麻酔剤の力の失せぬうちに2つの時代に跨がる恐ろしき因果を語る不思議な夢を見た。彼女が前世における存在は羅馬時代においてであって彼女はその時代職業的な毒婦で遂にその毒手を神の聖職にあるポーラスという男に延し幾度悲しき事件を重ねて2人はともに死んでしまった。奇怪なる夢は更に歩を進めて舞台を現代の米国に移し、あたかもその羅馬時代の譚りの因果を結びここに織りなせるがごとく彼女は唄女と生まれ、ポーラスは若き牧師と生まれ、彼らは前世の因縁を想起し相愛の仲となったのである。併し現世のポーラスたるこの牧師には妻があって悲劇は一層ままならぬ運命を深めた。しかも過って彼女は父を殺し己れもまた悪人の手を遁るべく毒を仰いで死んでしまった。かくて恐ろしい夢に悩まされて彼女は深い麻酔から醒めた。

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