魔城脱走記
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解説

「我は海の子」「勝鬨」のフレディー・バーソロミュウと「奴隷船」「虎鮫島脱獄」のワーナー・バクスターが主演する映画で、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説の映画化である。脚色には「シカゴ」のソーニャ・レヴィーン、「勝鬨」「軍使」のアーネスト・パスカル、エリナー・ハリス、及びエドウィン・ブラムが協力し、「ロスチャイルド」「紳士ギャング」のアルフレッド・ワーカーが監督に当り、「この三人」「木に登る女」のグレッグ・トーランドが撮影した。助演者は無名より抜擢されたアーリーン・ホイーランドを始め、「ハリケーン(1937)」のC・オーブリー・スミス、「空駆ける恋」のレジナルド・オーウェン、「最後のギャング」のジョン・キャラディン、「都会の雷鳴」のナイジェル・ブルース、「奴隷船」のマイルス・マンダー、「13番目の椅子」のラルフ・フォーブス、アーサー・ホール、E・E・クライヴその他である。

ストーリー

1750年頃、ドミニー家に預けられていたデイヴィッド少年は、父親が米国で死んだとの悲報に接し、名家バルフォア家を継ぐために英国とスコットランドの国境にある古城へ帰ることになった。当時英国の議会ではスコットランドの合併論が起り、ついにアージル侯爵はこの旨を両国に布告した。スコットランドではアラン・ブレックを首領とする一園が合併に反対したが、彼らの計画はたちまち発覚してブレックの首には懸賞金がかけられた。デイヴィッドは城へ行く途中、1人の特使が何者かに暗殺されるのを見た。通り合せたブレックは、現場に居た少年と同志の1人ジェームズを隠家に連行して調べると、殺人はジェームズの仕業だと判ったので彼を米国へ逃がすことにした。少年は伯父エベネッツァの住む古城へ到いたが、財産の横領を企む伯父は米国行の船「コヴェナント号」の船長に依頼して少年を誘拐せしめた。デイヴィッドは船の中で苦しい労働を強いられることになったが、計らずもその船には雄団空しく新大陸に亡命せんとするブレックが、愛するジーンと共に乗船していた。彼はこの船に少年がいることを知るや、デイヴィッドを政府の密偵と狙んで殺そうとさえしたが、ジーンの勧めで話し合ってみると初めて少年の可哀相な運命が判った。3人は秘かに小舟に乗って無道な船長の手から遁れた。そして英国へ上陸すると、ブレックは秘かに同志を集めてエベネッツァを古城に襲い、彼を捕えて誘惑の罪を自白せしめデイヴィッド少年を古城の主たらしめた。しかしブレックは不幸にも捉えられて死刑を宣告された。同志は彼を救うべく剣を取って起ち、アージル侯爵の身辺に危機が迫った時、ブレックは自ら彼らの無謀を説いて暴動を鎮圧した。ブレックはこのために許され、ジーンと共にフランスへ新生活を求めて旅立った。...

作品データ

原題 Kidnapped
製作年 1938年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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