暴力団(1928)
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暴力団(1928)

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解説

トーマス・ミーアン氏がカッド社に入っての第1回主演映画で、バートレット・コーマック氏原作の舞台劇を作者自ら映画的に改作し、「ジョニー髪を切れ」の監督者であり「電光トムソン」の脚色者のデル・アンドリュース氏が脚色し、「野球成金」「美人国二人行脚」「楽園に帰る(1928)」のルイス・マイルストーン氏が監督したもの。助演者は「美人国二人行脚」「アメリカ」のルイス・ウォルハイム氏、「奥様お耳拝借」「裏表7人組」のマリー・プレヴォー嬢、ジョージ・E・ストーン氏、スキーツ・ギャラガー氏、リー・モーラン氏等である。

ストーリー

ニック・スカーシは表面善良な実業家を装っていたが実は酒の密醸者であり暗黒街の巨頭であった。剛直なマキッグ警部はニックのしっぽを押さえては容赦なく検挙したがその度ごと黒幕に潜む某有力者が干渉しうやむやに葬らせてしまうのだった。マキッグはこの有力者が何人であるか、彼がニックをかばうのはニックが選挙の際数千票の投票を左右し得る勢力を持つからであること、を知っていたが警察官としてあくまでも正義のために闘っていた。ある夜のことニックは弟ジョーの誕生宴をある酒場で催した。その前にニックの一派は反対派のスパイクの部下と大喧嘩をやったので、スパイクは乾児共を伴って酒場に押し寄せたがスパイクはかえってニックに射殺された。マキッグは彼を愚弄せんとするニックを拘引したが即刻ニックは上司によって釈放された。そしてマキッグは市外の警察署長に左遷された。それは数日後に迫っている選挙にマキッグがいては都合が悪いからだった。ニックの弟ジョーは酒場の踊り子ヘレン・ヘイスに懸想していたがその夜彼は酔っぱらってヘレンと共に郊外に自動車を駆っていたが過って一婦人を轢き倒しマキッグの部下のジョンソン巡査に拘引せられた。またしても黒幕の巨頭は干渉したがマキッグは断然しりぞけてジョー・スカーシを公判に送る手続きを取った。最後にニックが弟を釈放させに自ら警察にやって来た時居合わせたジョンソンは彼の誘惑を排したばかりかジョーの公判には自分が証人に立つことを明言したのでニックはジョンソンを射殺した。その時入ってきた新聞記者のエームズを殴り倒して逃走したが直ちに追跡されて逮捕された。かくてニックはエイムズ記者の証言と途中に落ちていたニックの拳銃によってジョンソン殺しの罪をのがれるすべはなかった。マキッグ警部はいかなる圧迫にも動かされず、ニックに対する保釈命令も破り捨てた。ニック救出の運動は尚ほ行われたがマキッグが新聞にいっさいを発表したため俄然空気は一変した。黒幕の巨頭は今ニックに関係することはかえって選挙に悪影響を及ぼすべきことを察したのだ。かくて黒幕の人は腹心の部下に命じてニックを脱走せしめる手筈を整え、ニックに脱走の機会を与えておいて部下をしてマキッグの面前で「脱走犯人」ニックを射殺せしめた。これがこの事件の最後であり、マキッグ警部の正義の戦いの終局であった。...

作品データ

原題 The Racket
製作年 1928年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第1回 アカデミー賞(1928年)

ノミネート
作品賞  

DVD・ブルーレイ

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