暴動

劇場公開日:

解説

州立刑務所内に起った暴動を描くアクション編。監督はテレビ界出身のバズ・クリーク。フランク・エッリの原作を「野のユリ」のジェームズ・ポーが脚色。撮影は、ロバート・ハウザー、音楽は「ローズマリーの赤ちゃん」のクリストファー・コメダ、美術はポール・シルバート、編集をエドウィン・H・ブライアントが担当。製作は「ローズマリーの赤ちゃん」のウィリアム・キャッスル、ドナ・ホロウェイ。出演は「」のジム・ブラウン、「俺たちに明日はない」のジーン・ハックマン。その他、マイク・ケリン、ベン・カラザース、ジェラルド・オローリン、ビル・ウォーカー、それに実際の刑務所長のフランク・アイマンなど。テクニカラー、ビスタサイズ。1968年作品。

1968年製作/アメリカ
原題:Riot
配給:パラマウント
劇場公開日:1970年2月7日

ストーリー

ある州立刑務所で、突然、暴動が起きた。レッド(ジーン・ハックマン)を首謀者とする囚人たちは看守グロスマン(ジェラルド・オローリン)らを人質に、所外の人々に脅しをかけた。比較的刑期は軽かったカリー(ジム・ブラウン)も、グロスマンを殺そうとした精神病のシュアーフット(ベン・カラザース)を殴ったため、この暴動に巻き込まれてしまった。そこでカリーは、時間かせぎのための交渉工作をしたり、捕虜の見張りのバグジー(マイク・ケリン)の危機を救ったりした。彼と同房のジェイク(ビル・ウォーカー)も仲間に入ろうとしたが、カリーは、刑期が軽いジェイクのためそれを断った。暴徒たちは、刑務所側と交渉する一方、地下道を掘り始めていた。再びグロスマンを襲ったシュアーフットを、カリーは牢に閉じ込める。裏切者に対する凄惨なリンチが、囚人たちによって加えられるなど、所内では次々と事件が起きた。そんな時、所長(フランク・アイマン)の恐ろしい声が拡声機から流れた。すぐに必要な処置をとるという、それは強硬な言葉であった。レッドとカリーは、時間かせぎの交渉をした。そして、ついに地下道が完成。道案内のシュアーフットは縄をとかれたが、同行を求めたメリー(クリフォード・デビット)を殺してしまった。穴を掘った4人を先頭に、レッド、カリー、シュアーフットらが続いた。しかし、出口で待ち伏せしていた所長たちに、彼らは次々と殺された。必死の思いで所内に戻ったレッド、カリー、シュアーフットの3人。所内はすでに看守たちの銃声が響き、惨状を呈していた。3人は監視塔に忍び込み、そこから逃れようとした。だが、ここで、シュアーフットがカリーを襲った。その争いでレッドとシュアーフットが死んでしまった。1人残ったカリーは脱出に成功。折よく嵐に助けられ追手をくらますことができた。その後の彼の行方は、誰1人として判らなかった。(パラマウント配給*1時間36分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る