ホリウッド結婚

解説

トーキー・オペレッタとして特に書卸されたもので、レオポールド・ジャコブソン氏ブルーノ・ハート・ウォードゥン氏及びハーラン・トンプソン氏が原作を書き、トンプスン氏が歌詞を他の2者が台本を執筆し、「ムービートーン・フォーリス」のレヴュー場面を監督したマーセル・シルヴァー氏が監督した。歌曲はオスカー・ストラウス氏、デーヴ・スタンパー氏、アーサー・ケイ氏が分担し、歌舞場面はエドワード・ロイス氏が指揮した。撮影は「ムービートーン・フォーリス」「踊るカレッヂ」のチャールズ・ヴァン・エンジャー氏がソル・ホルペリン氏と共同担任している。主役はブロードウェイの人気俳優J・ハロルド・マレイ氏とノーマ・テリス嬢が勤め、「浮気発散」のウォルター・カトレット氏、「ツエッペリン倫敦襲撃」のジョン・ギャリック氏、匈牙利から来た舞台女優アイリーン・パラスティー嬢、トム・パトリコラ氏、「藪睨みの世界」のレイラ・カーネリー嬢、レノックス・ポール氏、イヴリン・ホール嬢等が助演している。

1929年製作/アメリカ
原題:Married in Hollywood

ストーリー

維納のある歌劇場でアメリカから来た美しい歌姫メエリー・ルー・ホプキンスが大当りをとっていた。某公国の世継ぎニコライは見物に来てメエリー・ルーの美しさに心を惹かれ、晩餐を共にしようと申込んで断られた。しかし翌る日2人は知合いになりニコライは身分を忘れて彼女に恋した。ニコライの母の公爵夫人は倅を迷わせているアメリカ娘を見て置こうと劇場に訪れた。その日は丁度ニコライと共にピクニックに行っていてメエリー・ルーは開演時間に遅れて来たような次第で、ニコライののぼせ様が並大抵ではないのに驚いた公爵夫人は護衛の兵隊に命じてニコライを検束してしまった。メエリー・ルーは男心の頼み難さを歎じて故国アメリカへ帰る途中、ヨーロッパにトーキーのスターを探しに来て1人も見付からずに失望して帰米しようとしているハリウッドの某映画会社々長に認められた。彼女は新しいスターのミッチ・ホフマンとして宣伝され忽ち人気を得た。一方ニコライの国では革命が起ったので彼は身を以て逃れてアメリカに向った。彼も志を抱いてホリウッドに赴きエキストラとなって働くうちに才能を認められてミッチ・ホフマンの相手役に抜擢された。キャメラの前で始めて此の人気女優が他ならぬメエリー・ルーであることを知ってニコライは驚喜した。そして2人が愛に結ばれたことは言うまでもあるまい。

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