ペンキ塗り立て

解説

「南北珍勇腕比べ」と同じくレジナルド・モリス氏が原作を書き、ロイド・コリガン氏が脚色し「驚くべからず」に先んじてアーサー・ロッスン氏が監督したレイモンド・グリフィス氏主演喜劇である。グリフィス氏の対手女優は「馬車で風切る男」主演のヘレン・コステロ嬢で、ブライアント・ウォッシュバーン氏、ナタリー・キングストン嬢、ヘンリー・コルカー氏等が助演している。因みに原作は翁の喜劇「から騒ぎ」に取材したものである。

1926年製作/アメリカ
原題:Wet Paint

ストーリー

ある処にドン・ペドロという独身の男があった。ドンは大金持ちで好男子だったので絶えず大勢の女達にちやほやされていた。その多勢の女達の中でビアトリスという美人をドンは本当に好いていたが、友達から「貴女がドン・ベドロを騙して求婚させることが出来れば何でも差し上げる」と賭をしましょうと言われて、ついその気になり、見事にビアトリスはドン・ベドロに求婚させる事に成功した。ドンは彼女を本当に愛していただけに悪戯半分に茶化されたと思うと少なからず憤ってビアトリスと絶好することにした。が彼女が他の男クローディオに取られそうになったのが残念でたまらなったドン・ベドロは兎に角ビアトリスと仲直りして結婚しようと決心し直した。すると或る女がビアトリスの泊まっているホテルに暴れ込んで、ドン・ベドロを自分の亭主と間違えてぴすとるを乱射したのが大騒ぎの基となり、次々と色々な喜劇が突発した。其の為ドン・ベドロとビアトリスの結婚は到底駄目になるようだったが、終に火事場で2人が落ち合い、目出度く結婚することが出来た。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く