ベラ・ドンナ

解説

ポーラ・ネグリがドイツからアメリカへ渡りパラマウント映画のスターとしての第1回作品で、「砂漠の人影」等を書いたロバート・ヒッチェンスの原作、かつてポーリン・フレデリック主演のもとに同社で製作され、大正9年3月19日電気館で「蛇毒」として封切りされたものと同一原作である。今度はウィーダ・ベルジェールが脚色し、「失うべからず」「キック・イン」等と同じくジョージ・フィッツモーリスが監督したもの。コンラッド・ネーゲル、コンウェイ・タールが対手役を演じその他ロイス・ウィルソンも共演する。

1923年製作/アメリカ
原題:Bella Donna

ストーリー

青年技師ナイジェル・アーミンは、哀れな女と信じてベラ・ドンナと呼ばれる美しい女を助け、許嫁パトリシアをも忘れ彼女を伴ってエジプトへ来る。浮薄なベラ・ドンナは財産家の相続人であった夫アーミンが相続権を失ったので面白く思わないでいたが、エジプトの貴族バルーディの豪奢な生活に牽きつけられて、ついに彼の入れ知恵で夫に毒を勧め、徐々にその命を絶とうとしたが、パトリシアの保護者アイザックソン医師がこれを看破した。ベラ・ドンナはバルーディの元に走ったが、変わる心と秋の空、早くも時雨行く男の心に、流石の彼女も驚いた。心も乱れて歩み入る砂漠の灼熱に耐えかねて困憊の極み打ち倒れる空には北斗爛干、砂上には餌を漁る猛獣の影、夜はそのままに更けて行く。

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