ベネチタ事件

劇場公開日:

解説

ヘレン・マッキネスのスパイ小説をジャック・ニューマンが脚色、ジェリー・ソープが監督した。撮影はミルトン・クラスナー、音楽はラロ・シフリンが担当した。出演はロバート・ヴォーン、エルケ・ソマー、フェリシア・ファー、カール・ベーム、ルチアナ・パルッツィ、ボリス・カーロフほか。製作はジェリー・ソープ、ジャック・ニューマン。

1966年製作/アメリカ
原題:The Venetian Affair
配給:タイヘイフィルム
劇場公開日:1967年5月18日

ストーリー

ベニス世界平和会議の会場は、アメリカ代表アランが持ち込んだ高性能爆弾の爆発によって一瞬のうちに修羅場と化した。アメリカのある通信社の記者カメラマンのビル・フェナー(ロバート・ヴォーン)は取材のため現地に到着した。彼はベニス支局長マイクとCIA局員フランクの出迎えを受けた。フェナーのベニス派遣はこのフランクのさしがねだった。というのはかつてフェナーはCIA局員で、敵側の女性スパイ、サンドラ(エルケ・ソマー)と恋仲になったため、CIAをクビになった経歴をもっていた。そのサンドラが事件当日、アランと会場まで一緒にいて、以後行方不明となっていた。だからフランクは今も彼女を愛しているフェナーを利用して、サンドラをおびき出そうとしたのだ。事件の鍵を握る人物がもう1人いた。それは老政治学者ピエール博士(ボリス・カーロフ)だ。フェナーは早速彼から事件に関する報告書を手に入れた。更にフェナーはサンドラを探しあてたが、彼女は事件の真相を知らず、ただ敵のスパイ、ロバート・ウォール(カール・ベーム)の指図通りに動いているのだと言った。ウォールは冷酷非情な男で、ピエール博士の報告書の入手に躍起となって、フェナーの通信社を襲った。こんなウォールがこわくて、サンドラは何とか彼から逃げたいと願っていたが、結局は出来なかった。ついにフェナーもウォールの手にかかって、秘密の研究室に監禁され、報告書を渡せと拷問された。そこへ現れたピエール博士は、報告書の隠し場所へ彼らを案内して、途中で逃げろと忠告した。激しい撃ち合いの末、フェナーはウォール一味を壊滅させた。その足でフェナーは新たな各国代表のあつまる平和会議場へ急行し、間一髪、ピエール博士の入場を阻止し、第2の爆発事故を防いだ。博士はさきに事件を起こしたアランと同様、ウォールのため麻薬で洗脳され彼の操り人形となっていたのだ。

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