ベーブ・ルース物語

劇場公開日:

解説

「五番街の出来事」と同じく、ロイ・デル・ルースの製作・監督、ジョセフ・カウフマン共同製作になる1948年度作品。ボブ・コンシダインが同名の自著より、ジョージ・キャラハンの協力を得て脚本を書き、英国出身のフィリップ・タニュラが撮影、エドワード・ワードが音楽を担当している。出演者は「泣き笑い人生」のウィリアム・ベンディックスが本塁打王ベーブ・ルースに扮したのをはじめ、「駅馬車(1939)」のクレア・トレヴァー、「ジョニー・ベリンダ」のチャールズ・ビッグフォード、「影なき殺人」のサム・レヴィーン、「三十四丁目の奇跡(1947)」のウィリアム・フローリー、女流歌手のガートルード・ニーゼン、フレッド・ライトナー等である。

1948年製作/アメリカ
原題:The Babe Ruth Story
配給:松竹洋画
劇場公開日:1950年10月28日

ストーリー

バルチモアの酒場の伜のベーブ・ルース少年は3度の食事よりも野球が好きで、父親から始終叱られていたが、ルースの才能を理解する学校の教師マチアスの世話で、マイナー・リーグの雄、バルチモア・オリオール・チームに入団した。若いルースは新入投手として輝かしい成果を示し、直ちにボストン・レッド・ソックスに引きぬかれ、運動記者のフイル・コンラッドと親交をむすぶようになった。ルースは大リーグでも新人投手随一の名を謳われるが、対手チームから投球の癖を見破られて不振に堕った。彼の欠点を指摘したのはナイト・クラブの踊り子をしてたクレアという野球ファンの女性だった。ルースは彼女の助言により再び成績をあげると共に、クレアに夢中になる。やがて、ルースは打力に偉才を発揮しはじめ、ヤンキースに移る前後より毎年のように本塁打記録を更新して野球好きの全米の少年たちの英雄となった。子供好きのルースは少年たちのよき友達であり病気の少年を力づけるため本塁打を約束しそれを必ず実行した。一時スランプに入った彼も遂に1シーズン60本という驚異的本塁打記録を樹立した年に、宿望のクレアとの結婚生活に入ることができた。彼の野球生活はやがて20年を越えた。本塁打王の彼も、年齢には勝てずヤンキースよりボストン・ブレーブスに移り1試合3本の本塁打を置土産に引退した。しかし、彼は依然として少年たちの英雄だった。老後の平和なクレアとの引退生活が続いたが、不治の癌病に犯された彼は、少年たちの歌を聞きながら手術室に運ばれていった。

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