フランス娘

解説

マリー・プレヴォーの第3回作品でルイズ・ウィンタースの原作、ドリス・シュローダーの脚色、ジョージ・L・コックスが監督になった人情喜劇である。ジョージ・ペリオラット、バートラム・グラスビー、ジョージ・フィッシャーらが出演している。

1921年製作/アメリカ
原題:Parisian Scandal

ストーリー

リアン・デマレストはパリ育ちの娘であった。彼女は美しく生まれた陽気な娘が享有すべきことごとくの幸福を身に集めてうきうきとした日を送っていた。そこへ米国の祖母の元から若いベーシル・ハモンドという青年学者がやって来た。リアンは彼が自分の素行を祖母に報告する使命を帯びて来た男と知って、大いに彼をほんろうする。何時かベーシルの心にはリアンを愛する思いが芽ざし、リアンもベーシルに温き心を寄せるようになったが時すでに遅く、リアンは蕩児ストランスキー男爵と婚約の仲になっていた。ある夜リアンとベーシルが自動車を走らせる途中雨にあって、とある宿屋に暫時の雨待ちをすると、ふとストランスキーが情婦とともに来ているのに遭遇し、ベーシルはストランスキーがリアンに無礼の言を吐くのを怒って鉄拳の制裁を下し、2人は夜明けを待って決闘することを約す。リアンは絶妙な工夫で射撃の名手ストランスキーの手にたおれんとするベーシルを救い若い2人は手を携えて米国へ向かう。

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