ビッグ・サーカス

劇場公開日:

解説

ジョセフ・M・ニューマンが監督したサーカスを舞台とするドラマ。シナリオをアーウィン・アレン、チャールズ・ベネット、アーヴィング・ウォーレスが共同で担当し、撮影はウィントン・C・ホック。音楽はポール・ソーテルとバート・シェフターの共同。出演するのは「やくざ特急」のヴィクター・マチュアの他、ロンダ・フレミング、レッド・バトンズ、ヴィンセント・プライス、ギルバート・ローランド、ピーター・ローレ等。製作アーウィン・アレン。

1959年製作/アメリカ
原題:The Big Circus
配給:アライド・アーチスツ
劇場公開日:1959年8月11日

ストーリー

ウィーリング・サーサスの主宰者ハンク(ヴィクター・マチュア)は、自分のサーカス・チームを担保に銀行から資金を借りた。そのために銀行から会計員ランディ(レッド・バトンズ)が派遣された。ランディは一行に記者のヘレン(ロンダ・フレミング)を加え、カリフォルニアに向かった。そこでの記者招待の夜、1匹のライオンが檻から飛び出した。ハンクとザックの機智で混乱を鎮めたが、記者たちの評判は悪かった。この中で、ヘレンだけはサーカスの弁護に懸命で、ハンクは密かに彼女に感謝した。その後も、連日の雨や怪火で一座は破産の危機に追いこまれた。これに比べハンクの競争者バーマン一座は好成績をあげていた。ライオンの事件も怪火もどうやらバーマンのしわざらしかった。ランディはハンクの美しい妹ジャニーに惹かれた。彼は一座の人々を元気づけたり、ニューヨーク公演を計画したり、破産を救う努力をした。ナイヤガラの興行で、綱渡りのザックは列車事故で妻を失ったにもかかわらず、滝の横断に成功し観衆の拍手を受けた。一行がニューヨークに着いた時、サーカスの担保が流れたと通知がきた。ランディは握りつぶした。興行は成功し、その利益で借金を返し、ハンクは1本立になった。ジャニーはトミーに師事して空中ブランコの練習に励んだ。ある日、警官が来て列車事故の犯人はトミーで、彼はバーマンの廻し者だといった。トミーはジャニーを失いたくない。彼は空中ブランコの途中で彼女を殺そうとした。が、ザックの活躍で彼女は難を逃れた。トミーは綱から落ちて死んだ。一座に平和が戻った。ランディとジャニー、ハンクとヘレンがそれぞれめでたく結ばれた。

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