バグダッドの盗賊(1961)

解説

アラビアン・ナイトを映画化した冒険譚。アウグスト・フラッシュネッティとフィリッポ・サンジェスト、ブルーノ・バイラーティ共同の脚本をアーサー・ルービンが監督した。撮影はトニーノ・デリ・コリ。音楽はカルロ・ルスティケリ。出演するのはスティーヴ・リーヴス、ジョージア・モールなど。製作ブルーノ・バイラーティ。

1961年製作/イタリア・フランス合作
原題:The Thief of Bagdad

ストーリー

ここはバグダッドの王宮。王女アミナ(ジョージア・モール)との結婚とり決めのため、オスマン王子がはるばる砂漠の彼方からやってきたが、王子に化けているのは盗賊のカリム(スティーヴ・リーヴス)で、当の王子はカリムのため1室に幽閉されたいた。アミナはカリムが好きになったらしいが、そこへ本物の王子が現れたので上を下への大さわぎ。どさくさまぎれに沢山の宝石を盗んだカリムは、貧しい人々に分け与えた。しかもその夜、彼は不敵にも再び宮殿に潜入、アミナに愛を囁いた。一方、オスマン王子はバグダッドを掌中に収める野心を捨てず、アミナに愛の薬を飲ませた。ところがこの薬は恋人のある女には毒になる作用があったので、王女は重病になった。宮廷医の手に負えず、心痛の王様に魔法使いの老人は、王女の病気は青いバラの花を探してきた男にしかなおせないという。そこで王様は布告を出した。美しい王女と結婚できるとあって、冒険好きの若者たちが青バラ探しに名乗りをあげた。オスマン王子は砂漠の中で一同から飲み水をとりあげてバグダッドに帰り、ニセの青バラをアミナに捧げたが、化けの皮を剥されてしまった。青バラは奇怪な門の向こう側にあるはずだ。カリムの計らいで死を逃れた若者たちは第1の門をくぐったものの、人悔い樹林で肝をつぶして引き返した。勇敢なカリムだけはあらゆる困難と戦って第7の門に到着、水晶城の内で目ざすバラを手に入れた。その頃、オスマン王子は卑怯にも王女を捕らえて王宮を取り囲み、結婚の許可とバガダッドの明け渡しを迫っていた。そこへカリムが青バラを土産に駈けつけた。老魔術師に貰った魔法のダイヤモンドの偉力で、カリムは見事に敵を打ち破り、アマニの病気をたちどころに全快させることができた。

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