半分天国
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解説

「楽屋行進曲」と同じくジョージ・アボット氏の監督作品でヘンリー・L・ゲーツ氏原作の小説からアボット氏自身が脚色したもの。主演者は「青春の幻想」「ロマンスの河」のチャールズ・バディー・ロジャース氏と「恋のデパート」「グリーン家の惨劇」のジーン・アーサー嬢。ほかに「店曝しの天使」のポール・ルーカス氏、フレディー・アンダーソン氏、ヘレン・ウェヤー嬢等が出演している。撮影はジョージ・ラング・ジュニアの担任。

ストーリー

旅廻りの曲芸団に働く軽業師ニックは自分の恋しているグレタが相棒トニーに親切なのを嫉妬していたが空中放れ業の演技中誤ってトニーを墜落せしめた。この欠員を補充するため頭取りは予て就職を希望していたネッドに電報をうって次の興行から雇うことにきめる。次の町へゆく列車中でニックが故意にトニーを殺したことを知ったグレタは曲芸団を去り或る町に下宿する。それは計らずもネッドの家で2人は忽ち恋仲となった。だがグレタが曲芸団にいたことを知らないネッドは曲芸団に入るために家を出て行く。これを後から知ったグレタは惨事が再び起ることを恐れて彼の跡を追う。ネッドは稽古中見事な演技を見せたがニックは彼とグレタとが愛し合っているのを感づいた。グレタはいろいろに心を砕くがネッドには判らないので彼女はすべてを物語る。だがグレタを愛する故に彼は曲芸団を去ろうとはしない。2人が抱擁するのを見たニックはいよいよ殺害を決心する。公演の日が来た時ネッドは網を張らない上でニックと放れ業をすることとなった。が、彼は危険を知りながら眼かくしさえして空中の人となる。恐ろしさにおののく観衆の視線の中に彼はブランコを離れた。ニックは計画通りに手を引きかけた。だがその時ネッドの足は先のブランコにかかっていた。かくて無事に演技が終った時ネッドはニックと激しい争いをして彼を曲芸団から放逐した。そして恋人たちは抱き合ったのである。...

作品データ

原題 Half Way To Heaven
製作年 1929年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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