ハロー・グッドバイ(1970)

劇場公開日:

解説

車好きな青年と美貌の人妻の恋を描いた作品。製作アンドレ・アキム、監督は「マドリードで乾杯」のジーン・ネグレスコ、オリジナル脚本はロジャー・マーシャル、撮影を「シシリアン」のアンリ・ドカエ、音楽は「さらば夏の日」のフランシス・レイ。出演はマイケル・クロフォード、「空軍大戦略」のクルト・ユルゲンス、「マッチレス殺人戦列」のイラ・フルステンバーグ、新人のジュヌビエーヴ・ジルなど。他に、1930年代ロールス・ロイス等のヨーロッパ産のクラシックカー、新車が多数登場。デラックスカラー、スタンダード。1970年作品。

1970年製作/アメリカ
原題:Hello-Goodbye
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1970年12月25日

ストーリー

元機械工、今はセールスマンのハリー(マイケル・クロフォード)は女の娘より車に眼のないカー狂(きち)である。ある日、彼は月賦払いができなくなった男から、アストン・マーチンを譲り受け有頂天になった。パリにドライブに出かけた途中の給油所で、彼は年代モノのロールス・ロイスが故障して停まっているのを見た。持ち主はダニー(ジュヌビエーヴ・ジル)という美人で、パリまで乗せていって欲しいと言った。彼は承知したが気は進まなかった。だが、車がパリに近づくに従い、2人はすっかり恋人同士になっていた。ジーパンをはき、安いブドー酒をガブ飲みし、ハンドバッグには高価な宝石を持ったダニーは不思議な女であったが、急にお別れだとマルセイユで去っていった。カンヌに戻ると、友だちがショワジ男爵(クルト・ユルゲンス)が会いたがっていると言った。訪ねてみると、男爵は大金持ちの車の収集家だった。そして夫人に会うと、意外やダニーであった。それはハリーにとって大きなショックだったが、彼は車係として雇われることにした。2人の情事は続いた。そして、男爵も気づいていたことも分かったが、ハリーはその奇妙な夫婦関係やさばけた男爵の態度をことさら詮索しようとは思わなかった。ハリーは本当の恋に陥った者の喜びを味わい、ダニーに離婚をすすめたが、彼女は承知しなかった。やがてハリーが身を引くと、ダニーと男爵は旅行に出かけると言い出し、やけを起こしたハリーは酒を飲み、酔っぱらってロールス・ロイスでプールに飛び込み自殺をはかった。が、救出された。数か月後、ハリーは男爵が大金持ちのロッソン夫人(イラ・フルステンバーグ)とアフリカへ旅発ったことを聞き、ダニーがアメリカへ立つためル・アーブルに滞在していると知った。彼は港に駆けつけた。ダニーはまだハリーを愛していてくれたのであった--。(20世紀フォックス*1時間42分)

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