ハリウッドデカメロン
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解説

「輝く瞳」「紐育の口笛」のジェームズ・ダンが「水兵万歳」のジョージ・マーシャルが監督に当たった。脚本はジミー・スターが書き下ろしたもので、撮影には「水兵万歳」のハリー・ジャクソンが任じた。助演は「水兵万歳」「歓呼の嵐」のフランク・ミッチェル及びジャック・デューラント、新顔のジョン・ブラッドフォード、「家なき少年群」のグラント・ミッチェル、「空軍の覇者」のフランク・メルトンの面々である。

ストーリー

少壮監督としてハリウッドで名を挙げたジミイ・デイルは成功に寄って慢心したために失脚してしまった。酒に悶々の情を晴らして憂鬱な日を送っている彼を拾い上げたのはウォルター・デルマーという山師だった。デルマーはハリウッドに映画俳優学校を開いたのである。失業監督ジミイ・デイルはその教授に召還されたわけであった。デルマーはなお常時2枚目俳優として相当人気のあるエイドリアン・アルモントを抱き込み、入学志望者にはアルモントを校友として紹介していた。それでこの学校はスターに憧れて来る田舎者をカモとして中々良い商売になったのである。アリス・パーキンスという金髪の田舎美人もそのカモの1人だった。アリスは喫茶店に勤めて学資を稼いでいたが、その日叔父の遺産数万ドルを譲り受けたお坊ちゃんのフランク・ヤングが喫茶店でアリスを見初めて学校まで彼女を自動車で送ってきた。デルマーは嘘八百でヤングを丸め込み、彼に映画を製作させる事にした。それはアリス・パーキンスとエイドリアン・アルモント主演、ジミイ・デイル監督の「ハリウッドデカメロン」と決まった。デルマーはアルモントと気脈を通じ、ジミイを責任者に立てて置いて、制作費の半分くらいは着服する計画だった。しかしジミイはこの一作で映画界に復活する意気込みだった。アリスはジミイの熱心な指導で相当の腕前になり、映画は成功しそうだった。そしてデルマーはインチキが暴露して捕らわれ、アルモントはジミイとアリスの恋仲を妬んで映画の完成を妨害しようとしたがジミイの機知と腕力でかえってアルモントを利用して面白い映画が出来上がった。かくてジミイは少壮名監督として復活し、アリスは新スターとしてハリウッド名流に列し、幸福な2人は華やかな結婚式を挙げたのである。...

作品データ

原題 365 Nights in Hollywood
製作年 1934年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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