ハーロー

劇場公開日:

解説

アーヴィング・シュルマンの小説「ハーロー……秘められた伝記」を、ジョン・マイケル・ヘイズが脚色、「リオ・コンチョス」のゴードン・ダグラスが監督したジーン・ハーローの伝記映画。撮影は「僕のベッドは花ざかり」のジョセフ・ルッテンバーグ、音楽は「女房の殺し方教えます」のニール・ヘフティが担当した。出演は、「大いなる野望」のマーティン・バルサム、「ハタリ!」のレッド・バトンズ、「愛よいずこへ」のマイケル・コナーズ、「野望の系列」のピーター・ローフォード、「枢機卿」のラフ・ヴァローネなど。製作は「大いなる野望」のジョセフ・E・レヴィン。

1965年製作/アメリカ
原題:Harlow
配給:パラマウント
劇場公開日:1965年11月12日

ストーリー

1928年、ハリウッドが黄金時代の夢に酔っていた頃、ジーン・ハーロー( キャロル・ベイカー) はエキストラの仕事を求めて、毎日、撮影所の門をたたいていた。彼女は貧しい一家の稼ぎ手だった。そんなとき、ジーンの将来性に目をつけたのがランドー(レッド・バトンズ)というかけだしのエージェント。当時まだ微力だった彼はジーンを、独立プロデューサーのマンリー( レスリー・ニールスン) に紹介し、契約に成功した。ジーンは女優としての素質や才能はなかったが、性的魅力は大いに認められ、全米に話題をまいた。人気急上昇のジーンにマンリーは肉体関係を求めたが、彼女が抵抗したことから契約は破棄された。次に彼女はマジェスチック撮影所々長レドマンと契約、彼の右腕と称されるバーン( ピーター・ローフォード) と知りあった。新しい撮影所でのジーンの作品は一大センセーションをまき起こし、彼女のヘアースタイル、プラチナ・ブロンドは世界的流行とさえなった。そして彼女はバーンと結婚した。豪華な結婚式の直後、悲劇が待っていた。バーンが自殺したのだ。原因は関係者にとって謎であったが、実は彼は不能者だったのである。世界を風靡したジーン・ハーローだったが、すっかり自分を見失い、酔いしれた彼女の姿が、ある夜街にみられた。そして数時間後、海岸で波とたわむれていたジーンは急性肺炎をおこし、病院に収容されたがまもなく息をひきとった。

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