肉弾トムソン

解説

「白馬疾風」「猛牛魔境」等と同じくフレッド・トムソン氏主演西部劇で、ボーイ・スカウツ生活を取り入れたバックレー・F・オークスフォード氏作の物語を、デイヴィッド・カークランド氏(コンスタンス・タルマッジ嬢の初期の主演映画の監督たりし人)が脚色監督したものである。トムソン氏の相手役は、「鬼とも取り組む男」「名馬翼を得たり」等出演のオリーヴ・ハスブルーク嬢が勤め、ハリー・ウッズ氏T・ロイ・バーンズ氏、ロバート・マッキム氏、メアリー・カー夫人、ウィリアム・コートライト氏等が助演するほか、例のシルヴァー・キングが出演している。

1926年製作/アメリカ
原題:A Regular Scout

ストーリー

牧童競技会で優勝したフレード・ブレイクが意気揚々と帰宅すると母親が気絶していて彼の介抱の甲斐も無く蘇生しなかった。フレッドは復讐を誓って都に出て首尾よく仇敵に巡り逢い彼と格闘中、仇敵は誤って自分の拳銃で死んでしまった。そしてフレッドはこの男が金持ちのモンロウ家の出奔していた息子であるという書き付けを見てさらにモンロウ家の人々に復讐するつもりで、自らモンロウ家の嫡子と名乗ってでるとモンロウ夫人や娘のオリーヴに歓迎された。しかしフレッドに影の如く添って1人の男が付纏っていた。フレッドの復讐心はオリーヴや夫人の温かい愛に消滅し彼はオリーヴと共にボーイ・スカウツに興味を持つ様になった。そして登山行軍中1人のスカウトが崖から墜落したのをフレッドは危険を冒して救った。彼はオリーヴを恋し始めたが自分の地位を考えて行方を暗まさんとした。がシエリフが彼を呼ぶので行って見ると少年裁判所で人命救助の旨で褒められた。フレッドは深く恥じて自分の罪を告白した。彼は直ちに投獄された。モンロウ家を襲った悪漢団はオリーヴを誘拐した。フレッドは愛馬シルヴァの助力で破獄し、奮闘の末重傷を負いつつもオリーヴを救った。そしてボーイ・スカウトの応援で悪漢団は一網打尽された。フレッドの赴くところ宛かも影の形に添う如く付纏っていた男はこの時自分が探偵であると名乗り出てフレッドの無罪を立証した。かくて青天白日の身となったフレッドはオリーヴと共に幸福な生活になった。

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