紐育の魔窟

解説

ニューヨーク誌の警視総監たるリチャード・E・エンライト氏が自ら書き下ろした物語に基づき、フランク・レオン・スミス氏が脚色し「大競馬王」「秘密の扉」等に続いてジョージ・B・サイツ氏の監督にした連続活劇で、主役は「法に泣く女」「正邪の岐路」「社交界の怪賊」等出演のジャック・マルホール氏と「恐怖の未来」「縦横無尽」等出演のエドナ・マーフィ嬢である。

1924年製作/アメリカ
原題:Into the Net

ストーリー

ポップ・クレイトンの妹マッジは何者かに誘拐される。ポップと、マッジの許婚なる探偵バート・ムーアとは、協力してこの誘拐団の捜索に従事したがポップの恋人のナタリーも続いて行方不明になった。兇漢団の首領はロング・アイランドに秘密の邸宅を構え、エムペラーと呼ばれる男であったが、彼は既に20人の富豪の娘を誘拐監禁していたのである。彼の部下にはフォーセット夫人、ヴィニング博士などという上流社会に立ち回る悪人があって、秘密の邸宅には夜毎淫蕩と罪悪のシーンが展げられていた。ポップとバートとはたびたび危地に陥りながらついに兇漢団を一掃し、恋人ナタリーとマッジとを首尾よく助け出す事が出来た。批評ー躊躇なくこれこそ最も面白い連続映画の1つであるとお薦めする。不思議な殺人事件に物語を起こし、美人の誘拐を主題として、複雑した筋を極めて明確に展げる。ニューヨークの警察が協力しただけに、探偵劇としての興味も普通の作品には見られぬほど豊かである。

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