ニウ・ヨーク

解説

バーバラ・チャムバース、ベッキー・ガーディナーが特に執筆した物語をフォーレスト・ハルシイが脚色し「不良老年」と同じくルーサー・リードが監督したもので、主役は「サタンの嘆き」「猫の寝巻」「十誡(1923)」「マンハッタン狂乱」等出演のエステル・テイラー及び「駄法螺大当たり」「滅び行く民族」等出演のロイス・ウィルソンが演じ、ウィリアム・ポウエル、ノーマン・トレヴァー、リチャード・“スキーツ”・ギャラガーが共演する。

1927年製作/アメリカ
原題:New York

ストーリー

名だけは立派なリッツ社交倶楽部というニューヨーク場末の酒場にとぐろを巻いている4人組の若者があった。その牛耳をとっているのは無教養ではあるが音楽には天才的な頭脳を持つマイク・カシディーで彼が思い付くメロディーを仲間のバック・マロンがピアノに合わせて演奏しては評判になっていた。残る2人はイシドアという政治家志望の若者と遊び人肌のトレントであった。この酒場に出入りするアンジーという娘はかねてマイクに恋していたが相手には一向それが通ぜず、トレントが彼女には惚れていた。ある日山手の富豪の青年男女が気まぐれにこの酒場に遊びに来たが、その中のマージョリー・チャーチという美しい令嬢はマイクの音楽的天才に賛辞を与えて去った。マイクはそれに感激し一心にその道の勉強を励んだ。アンジーはマイクに思いを残しつつトレントと結婚してしまった。それから2年後マイクは望みを達してジャズの王様といわれる程になりリバックは彼の片腕として楽壇に立ち、イシドアは政治界に入り、トレントは下町の親分になった。マイクはは再びマージョリーと逢い彼は熱烈に彼女を恋するようになったが、マイクは身分を考えてあきらめようとしたけれども彼女は進んで彼に求婚した。富豪令嬢とジャズ王の婚約、という新聞記事がニューヨーク中を驚かせたのはそれから間もなくだった。トレントの妻にはなってもマイクを忘れ兼ねていたアンジーは嫉妬に駆られ2人の結婚を妨げるためマイクの留守宅に赴いて夫に電話をかけた。トレントはマイクが裏切ったと早合点して復讐にやってきた。しかしマイクの帰宅前にトレントは誤って妻を射殺した。この事件を知る者が無かったんでマイクは容疑者として引致され不利な立場に在ったが、親友のバックが下手人はトレントである証拠を挙げたのでマイクは救われた。

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