南海の黒真珠

劇場公開日:

解説

活劇娯楽映画を手がけてきたベネディクト・ボジャースが製作した テクニカラー・スーパースコープの南海ドラマ。撮影は「巴里のアメリカ人」のジョン・アルトン、作曲はルイス・フォーブスが担当し、「女の戦場」のアラン・ドワンが監督した。出演者は、「銀の盃」のヴァージニア・メイヨ、「嘘クラブの女王」のデニス・モーガン、「フォルウォスの黒楯」のデイヴィッド・ファーラーに加えてランス・フーラーとリザ・モンテルの2人の新人が顔をみせる。1955年作品。

1955年製作/アメリカ
原題:Pearl of the South Pacific
配給:RKOラジオ
劇場公開日:1955年11月1日

ストーリー

今世紀の始め、ヨット・カブーナ号の持主ダン(デニス・モーガン)は喧嘩別れした恋人リタ(ヴァージニア・メイヨ)とその許婚者でダンの相棒であるブリィの策略で、南海の、ある孤島に高価な黒真珠をさぐりに行くことになった。しかしヨットが老白人マイケルの支配するその島に近づいた時、全島は大騒ぎとなってマイケルのハーフの息子ジョージと酋長の娘モムの結婚式は中止された。上陸したリタはジョージに近づき老マイケルや酋長の猜疑を避けながら、黒真珠の情報を得ようと焦った。初めて見る白人女の好意に喜んだジョージはタブーを犯して禁断の入江にリタを案内し、黒真珠の秘密を打ち明けた。リタの手引きで上陸したブリィはジョージに酒を飲ませて黒真珠を取ってくるよう命令するが、それをとがめた老マイケルは発作を起こして倒れ、リタとダンの看護を受けた。彼の話から自分の浅ましい行為を恥じたリタは、ダンともども真珠を断念しようと決心した。しかしブリィはジョージに黒真珠をとってこさせた上、彼を刺してヨットに逃走した。激怒した酋長が島民を集めてヨットを襲撃している最中、ダンは船に泳ぎつき、大格闘の末ブリィを倒すがヨットは島民の焼打ちで大爆発し、ダンは危く逃れた。酋長は老マイケルを看病しているリタを捕え処刑しようとするが、間一髪椰子林から現れたダンは彼女をかばった。そのとき意外にも病気の回復した老マイケルが姿をみせ処刑は中止されて島に平和が甦った。ジョージとモムは結婚し、リタとダンもこの孤島にとどまることになった。

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