謎の大陸 アトランティス

劇場公開日:

解説

紀元前に海中に没したと伝えられる謎の大陸、アトランティスを舞台にした空想冒険ドラマ。ジェラルド・ハーグリーブスの舞台劇をダニエル・メインウォーリングが脚色し、「タイム・マシン」のジョージ・パルが監督した。撮影はハロルド・E・ウェルマン。出演しているのはTV出身の新人アンソニー・ホール、「連邦警察」のジョイス・テイラーなど。製作はジョージ・パル。日本語版で、納谷悟郎、前田敏子、田口計などが声の出演をしている。

1961年製作/アメリカ
原題:Atlantis, the Lost Continent
配給:MGM映画
劇場公開日:1961年9月15日

ストーリー

ギリシャの若者デミトリオス(アンソニー・ホール)はある日アトランティス国の王女だという美女アンティリア(ジョイス・テイラー)を海でひろいあげ介抱した。そして父ペドロと別れ王女と海の彼方の謎の国アトランティスに船をむけた。彼は船を西へ西へと進めた末、愛するアンティリアの故国アトランティスにたどりついた。その国は高度に文明が進んでおり、大魚のような水中船をもっていた。アンティリアの父クロナス王は無事な姫をみてよろこんだ。が、野心家の軍務大臣ザレンによりデミトリオスは奴隷にさせられた。星占い師ソノイも彼を不吉の前兆といった。そこでデミトリオスは火と水の中で巨人アンデスと戦ってこれを倒し、アトランティス市民の権利を得ることに成功した。他国人の意外な強さにおどろいたザレンとソノイは、世界を早く征服してしまわぬとギリシャに滅ぼされると思いこみ、殺人光線を使って世界を討ち従えてしまう計画をたてた。平和主義者の僧正エイザーの反対もしりぞけられた。これをみたデミトリオスは、また自ら奴隷となって殺人光線の製作に必要な水晶をほる他の奴隷たちのなかにまぎれこんだ。それから彼は奴隷たちを組織して火山の大爆発を誘導させる作業にせいをだした。彼の計画どうり火山は爆発し奴隷たちとともにデミトリオスtとアンティリアは海に逃れた。彼らを殺そうとしたザレン一味は僧正に殺されてしまった。アトランティスは海中に没し、船にのったデミトリオス、アンティリア他少数の奴隷だけが助かったのであった。

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映画レビュー

5.0謎の大陸アトランティス

2017年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

『宇宙戦争』や『地球最後の日』、『タイムマシン』などの特撮大作を作り続けたジョージ・C・パルが、大西洋に沈んだ謎の大陸滅亡の真相を、豊かなイマジネーション描いた超大作。ギリシャ時代にも関わらずアトランティスの科学は、潜水艦や殺人光線、奴隷の人体改造なども可能として、世界征服を企んで居た。永井豪のマジンガーZの元ネタじゃ無いかと思って居る。いよいよ殺人光線で世界征服に乗り出す時に突如火山が大爆発し大地震と巨大津波に寄って海中に一夜にして没して仕舞う。ミニュチュア特撮を活かしたスペクタクルは、大迫力。視覚効果はアーノルド・ギレンスピーなどの『ベン・ハー』でアカデミー賞受賞スタッフ。SFと古代史劇を融合した面白さは、必見。

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gou tobi