ナイスガイ ニューヨーク

劇場公開日:

解説

原作はニール・サイモンのブロードウェイでヒットした舞台劇。TV出身のノーマン・レアがシナリオを担当、同じくTVで活躍しているバッド・ヨーキンが演出、この2人が「影なき狙撃者」のハワード・W・コッホと協力して撮影した。撮影はウィリアム・ダニエルス、音楽と歌曲にアカデミー賞チームのサミー・カーンとジミー・バン・ヒューゼンにシナトラのレコード会社プリーズ・レコードの音楽監督ネルソン・リドルが協力している。出演者には「秘密殺人計画書」のフランク・シナトラ、「都会のジャングル」のバーバラ・ラッシュ、「栄光への脱出」のリー・J・コッブ、ブロードウエイからモリー・ピコン、ファッションモデルのジル・セント・ジョンなどの他、ゲストスターにディーン・マーチン、“マクガイア・シスターズ”の1人で人気歌手のフィリス・マクガイア、TV「ボナンザ」のダン・ブロッカーなどが出演している。

1963年製作/アメリカ
原題:Come Blow Your Horn
配給:パラマウント
劇場公開日:1964年1月5日

ストーリー

アラン(フランク・シナトラ)はニューヨークに住んでいたが家にはまだ模造果物の製造をしている父(リー・J・コップ)と母(モリー・ピコン)と弟のパディ(トニー・ビル)が残っていた。アランは父の模造果物の売込をやっていたが、商売には熱心でなく、女と遊ぶことに精を出し同じデラックスなアパートに住むペギー(ジル・S・ジョン)も友達の1人だった。パディはニューヨークの兄の生活に羨望を持ち、ある日家を飛び出してアランの所に来た。ペギーやコニー(バーバラ・ラッシュ)、エクマン(フィリス・マクガイア)などアランをにぎわす女たちに驚いたパディであったがアランに代役を頼まれこんなうまい話は……と喜んだ。アランは次々と女達を訪ね回ったがその中でコニーはアランと結婚することを真剣に考えていた。ある日、父が田舎から出て来てアランたちの行状を知り怒って田舎に帰った。入れ違いにコニーが、大きなトランクを下げて一緒に住む決心を語ったが、アランは肯せず、コニーはもう2度と会うまいと決心して淋しく帰っていった。何ヵ月か過ぎ、アランの心の中にコニーを失った後悔の念が湧き、女たちとも遊ばなくなった。パディが女たちをひきうけ、ダンサーのスノーという新しい女や若い娘ユーニスにまで発展したときアランは初めてパディに注意したが、パディは昔のアランとそっくりな立場になっていた。アランはやっと自分のなすべきことに気づき、コニーに正式に求婚した。その改変に父は大変喜んだ。しかし、こんどはパディが父に気をもませるに違いなかった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 アカデミー賞(1964年)

ノミネート

美術賞(カラー)  

第21回 ゴールデングローブ賞(1964年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) フランク・シナトラ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) モリー・ピコン
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジル・セント・ジョン
最優秀助演男優賞 リー・J・コッブ
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