追跡(1962)

劇場公開日:

解説

サスペンス小説の作家チーム、ザ・ゴードンズが、彼らの小説「戦慄作戦」を脚色、「ティファニーで朝食を」のブレイク・エドワーズが製作・監督したセミ・ドキュメンタリー・サスペンス映画。撮影はフィリップ・ラスロップで、サンフランシスコで現地ロケが行われた。音楽は「ティファニーで朝食を」のヘンリー・マンシーニ。出演者は、「ポケット一杯の幸福」のグレン・フォード、「或る殺人」のリー・レミック、TVのステファニー・パワーズ、ロス・マーティンなど。

1962年製作/アメリカ
原題:Experiment in Terror
配給:コロムビア
劇場公開日:1962年6月9日

ストーリー

ケリー・シャーウッド(リー・レミック)は、サンフランシスコのある銀行に出納係として勤める若くて美しい女性である。ある夜自宅に帰った彼女は、突然背後から忍び寄った男に口をふさがれ、銀行から10万ドル盗み出すよう脅迫された。実行しなかったら妹のトビイ(ステファニー・パワーズ)の身さえ危険だというのだ。気丈なケリーはFBIのダイヤルを廻した。FBIの敏腕家リプレイ(グレン・フォード)は、市警察の援助を得てただちに秘かな活動を開始した。一方、ケリーは度重なる脅迫にもかかわらず、捜査に協力した。その頃、ナンシーという女が自宅で逆さ吊りの全裸死体となって発見され、現場からケリーの住所と電話番号のメモが発見されたことから、一見無関係に見えたケリー事件と同一線上に結ばれることになった。翌朝6時30分、犯人からの電話でケリーは指定の場所へ出向いたが失敗に終わった。FBIの総局から、犯人は銀行ギャング、暴行、強姦、脅迫の前科を持つガーランド・リンチに間違いないとの報告があった。そんなある日トビイが学校で誘拐された。そしてケリーはリンチから金を持って来るよう脅迫の電話を受けた。FBIは非常配置につき彼女を尾行した。迎えに来たタクシーは、彼女を乗せナイターの行われている球場へとやって来た。やがてナイターがはねると、どっと人波がくり出した。その中から1人の男がケリーに抱きつき金を奪って逃走した。人込みをわけ追跡するFBI。ついに犯人はゲームの終わったグラウンドへ追いつめられた。観念した犯人は発砲し、やむなく応戦するFBIの前に倒れた。リンチの死によって、ケリーの身辺の恐怖の影はすっかり消え去るのだった。

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映画レビュー

3.5悪党の俳優につきる

2022年3月5日
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yostakkaz
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