沈黙の命令

解説

ルーファス・キングの原作になる小説を、「ネロ」「牧人王ダビデ」「幻に戦きつつ」等と同じくJ・ゴードン・エドワーズが監督したもの。主役は最近フォックスのスターになったエドモンド・ロウで、対手役はアルマ・テルと、昨年暮れ不慮の死を遂げたマーサ・マンスフィールドとである。アメリカ大西洋艦隊の出動する大活劇である。

1923年製作/アメリカ
原題:The Silent Command

ストーリー

アメリカの海軍大佐リチャード・ディケイターがパナマ運河の秘密地図を持っているを知った国際的陰謀団は大佐の手からそれを奪わんとして失敗し、ペギー・ウィリアムスという妖婦を手先に使って大佐を手中に陥れた。ために大佐は妻子を捨ててペギーの愛に溺れ、官職を剥がれてしまった。しかしこれは大佐が祖国のため間諜の裏をかく手段であった。大西洋艦隊がパナマ運河を通航するを知った間諜は水雷を爆破させて艦隊を全滅させようと計ったが、大佐が無線電信で急報した事によって間諜の奸策露見し、大佐の苦衷は報いられて、彼は再び名誉と地位とを回復した。

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