珍芸騒動

解説

「1936年の大放送」「むすめ結婚症」のジョージ・バーンズ及びグレーシー・アレンが主演する映画で、サム・ミンツとドン・ハートマンが書き卸し、ハートマンが脚色し、「かぼちゃ大当たり」「むすめ結婚症」のノーマン・Z・マクロードが監督に当たり、「轟く凱歌」のギルバート・ウォーレントンンが撮影した。バーンズ及びアレンを囲って「カレッジ・リズム」のジョージ・バービア、「愛と光」のベティー・ファーネス、アンドリュー・トームス、ラファエル・ストーム等出演。

1935年製作/アメリカ
原題:Here Comes Cookie

ストーリー

富豪ハリスン・アレンは財産を狙って娘に言い寄る男を避けるため、秘書のジョージと計り、破産を装って、自分は身を隠した。長女のグレーシイは計略とは知らず、父の不在を幸に湯水のように金を使い始めた。次女のフィリスとジョージは父に電報を打って帰宅を促すが、父はこれも計略の一部と信じて帰宅しない。やむなくフィリスは父を迎えに出かけた。ラモンというジゴロはアレンの計略を看破してグレーシイに言い寄った。グレーシイは困っている寄席芸人大勢を集めて演芸会を催し、「世界で1番つまらぬショー」と名付け、20弗の入場料を取って客が1人もこないように計画した。父の意志通り破産させるには、これが最良の方法と信じたのである。ところがこの奇想天外のこのショーがかえって人気を呼び、忽ち大入り満員となってしまった。一方ジョージは万策つきて自暴自棄となり、酒と心中しそうになっているとき、フィリスが父を連れて帰ってきた。するとそこへハリウッドの映画会社から、グレーシイを週給5千弗でプロデューサーに抱えると電報が来る。ジゴロノラモンはショーの入場料を持ち逃げするところを、警官に捕まり、ハリスン・アレンは秘書のジョージを無理矢理グレーシイと結婚させた。

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