昼閑夫人

解説

アルバート・ハウスン氏とシドニー・バックマン氏との合作したものを、グレアム・ベイカー氏が脚色し、バイロン・ハスキンスス氏の監督昇進第一回作品である。主役は「キック・イン」「極楽トンボ三人連」等出演のメイ・マックァポイ嬢と、「ゼンダ城の虜(1922)」「花嫁歓迎」等のマルコム・マッグレガー氏とで、そのほかにヘッダホッバー夫人、リチャード・タッカー氏などが出演しいてる。

1927年製作/アメリカ
原題:The Matinee Ladies

ストーリー

法律を勉強している貧しい学生ジャック・アレンは学資を稼ぐために、友に勧められて、所謂「昼閑夫人」と呼ばれている貴婦人達の踊り対手をつとめていたが、そのうちに彼は端もなく煙草売子のサリー・オブライエンという可愛い娘と知り合いとなり、二人は恋仲となった。が、昼閑夫人の中の一人であるマーティン夫人というのが、年甲斐もなく若いジャックに思いを寄せて来たのが原因となって、サリーとジャックとは互を誤解して、二人の間には溝ができる様になった。しかしサリーが社交界の不良分子トムの誘惑にかからんとした時に、矢張りジャックとてサリーを恋している身の、彼は猛然として奮起し、暴風雨を冒して海上に連れ出された彼女の後を追い、美事彼女を毒手から救い出した。そしてここに始めてサリーとジャックとの間に誤解はとけて、二人は固く結ばれるに至った。

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