チャレンジャー

劇場公開日:

解説

世界各国のレース場に命をはるレーサーの、栄光と孤独の裏側を描いた作品。製作はロイ・ハギンス、監督は「空から赤いバラ」のレスリー・H・マーティンソン。ロバート・ハムナーとジョン・トマス・ジェームズのストーリーをディック・ネルソンが脚色。撮影はジャック・マータ、音楽はピート・ルゴロ、美術はジョン・T・マコーマック、編集はエドワード・A・ビアリー、ニック・アーチャーがそれぞれ担当。出演は「無法者!墓場へ行け!」のダレン・マックギャヴィン、「その日その時」のショーン・ギャリソン、ニコ・ミナードス、「夕陽に向って走れ」のスーザン・クラーク、「荒野を歩け」のアン・バクスター、「セメントの女」のリチャード・コンテ、「三つの恋の物語」のファーリー・グレンジャー、「スタンピード」のジュリエット・ミルズなど。テクニカラー、ビスタサイズ。1969年作品。

1969年製作/アメリカ
原題:The Challengers
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1970年6月20日

ストーリー

アメリカの若いレーサー、コーディー(ショーン・ギャリソン)は、ブランズ・ハッチ国際グランプリ・ロードレースで、ヨーロッパ人チャンピオンのオルテガ(ニコ・ミナードス)と争い、骨折事故を起こしてしまった。しかし、入院中に親友のレーサー、ジム(ダレン・マックギャヴィン)から、あの事故はオルテガが妨害したため起きた、と知らされ、彼への復讐を誓った。オルテガは漁色家で博打好きであり、現在もアメリカの富豪の娘キャット(スーザン・クラーク)と噂の花を咲かせていた。一方、ジムの妻メリー(ジュリエット・ミルズ)は夫の仕事に不安をもち、最近は妊娠したこともあり、とみに神経がたかぶっていたが、やはり夫をレーサーにもつステファニー(アン・バクスター)にいつもはげまされていた。やがて、骨折の治ったコーディは、レースにも出場できるようになった。メキシコでのレースの直前、彼はオルテガに会ったが、オルテガの詫び言に耳もかさず、復讐を宣言。メキシコのレースは事故の続出で、結局ジムが優勝した。つぎには、ハーナダリングでの大レースが待っていた。ジムはこのレースに勝てば、今年の世界選手権獲得の望みが出てくるのだった。オルテガは相変わらず賭博とキャットに夢中になり、バハマの賭博場で莫大な借金をつくり、そこの支配人ニーリー(ファーリー・グレンジャー)に報告を聞いた暴力団の幹部リッチー(リチャード・コンテ)の脅しをうけていた。また、コーディはオルテガとキャットの仲をさいて、彼に精神的打撃を与えようとしたが、この計画は結局失敗してしまった。だが、一度婚約までしたオルテガとキャットも、こうしたことから別れてしまった。いよいよハーナダリングでのレース当日。世界の強豪が出場したこのレースは、予想通りの大接戦となった。コーディとオルテガは首位を争っていたが、コーディの車が事故を起こし燃え上がった。これを見たオルテガは栄光のゴールを捨てて、彼の救出に向った。その間に、ジムの車は最初にゴールを走りぬけ、待望の世界選手権を手にした。その後、コーディとオルテガは和解し、気ままな生活から目覚めたキャットは、1人アメリカに帰っていった。(ユニヴァーサル配給*1時間35分)

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