大城塞

劇場公開日:

解説

「南支那海」のH・パイン、C・トマスの両ウィリアムが製作した1950年度色彩作品で、ウィンストン・ミラー(「勝利の園」)と監督のウィル・プライスが協同でストーリーを書き、ミラーが脚色している。撮影は「虚栄の花」のジェイムズ・ウォン・ホウ、音楽はルシアン・カイリエ(「南支那海」)。主演は「南支那海」のジョン・ペインと、「わが谷は緑なりき」のモーリン・オハラ、以下、ハワアド・ダ・シルヴア(「征服されざる者」)、フィリップ・リード(「旧友」)、グラント・ウィザース(「剣なき闘い」)らが共演。

1950年製作/アメリカ
原題:Tripoli
配給:セントラル
劇場公開日:1951年9月7日

ストーリー

1850年アメリカ軍は地中海のトリポリに立てこもって各国に挑戦した海賊と闘うことになり、オバノン中尉(ジョン・ペイン)は海兵隊長として出征した。彼は不遇のパシャ、ハメット(フィリップ・リード)の協力によって別働隊を組織し、トリポリに向かって進撃を開始したが、ハメットについて来た恋人のフランス娘シェイラ(モーリン・オハラ)とはどうしても折り合えず道中喧嘩ばかりしていた。道のり半ば、一味のイル・タイーブにそそのかされて、オバノンを寝返ろうとしたハメットは、偶然その陰謀をシェイラに聞かれてオバノンに筒抜けとなり、ギリシャ将校デミトリアス大尉らの働きで、圧服されてしまった。海兵隊は凄惨な激戦をくりかえしたのち、ついにトリポリ要塞上に星條旗をひるがえしたが、その時、犬猿の仲を続けてきたオバノンとシェイラは、はじめてお互いの胸中をさとり合ったのだった。

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