大逆転(1970)

劇場公開日:

解説

広告宣伝マンと美女のおりなすロマンティック・アクション。製作はロバート・S・ベイカー、監督はアルヴィン・ラーコフ。脚本はリー・ヴァンス、撮影はブレンダン・J・スタフォード、音楽は「星空」のスタンリー・ブラック、美術はアイヴァン・キング、編集はバート・ルールがそれぞれ担当。出演はTV「セイント」のロジャー・ムーア、「真昼の衝動」のマーサ・ハイヤー。その他クラウディ・ランゲ、バーナード・リー、アレクシス・ケナー、フランシス・マシューズ、ダドリー・サットンなど。

1970年製作/アメリカ
原題:Crossplot
配給:ユナイト
劇場公開日:1970年5月23日

ストーリー

ある広告会社の宣伝マン、ゲーリー(ロジャー・ムーア)はスポンサーのチルモア氏(バーナード・リー)お気に入りのモデル、マーラ(クラウディア・ランゲ)を探しているうち、彼女が最近殺された写真家セバスチャンとつき合っていたことを知った。モデルの依頼にマーラを訪ねた帰り、ゲーリーはセバスチャンのアトリエで見かけたターキン(アレクシス・ケナー)に襲われ気を失った。翌日、ゲーリーはマーラが、同僚のウォーレン(ダドリー・サットン)に殺されそうになっているのを救い、彼を追ったが、ウォーレンは何者かに射殺されてしまった。さらにその男は、拳銃をゲーリーに放り投げ、彼に殺人の嫌疑をきせた。ゲーリーは心ならずも、この一連の事件の究明にのり出した。彼はまず、マーラのおばで、TV会社に勤めるジョー(マーサ・ハイヤー)の家を訪ねたが、そこでウォーレンを射殺した男、ラドック(フランシス・マシューズ)とマーラを見出した。ゲーリーはマーラをつれて逃げ出したが、彼女は走って来たクラシック・カーにさらわれてしまった。彼はその車の紋章をたよりに訪ねたところ、そこにはターキンがいた。彼はある非暴力団体のメンバーだったが、この団体に陰謀を企む者がいることに気づき、ジョーがそれに関係しているとにらみ、セバスチャンを接近させた。しかし、その彼は何かをつかんだため殺されてしまった。そしてその時まで一緒にいたマーラにセバスチャンが新聞紙をおしつけ、何かを叫んだため、彼女は命を守ろうとするターキン一派と、殺そうとするジョー、ラドック一派に追われていて、その渦中に、ゲーリーが巻き込まれた、というのが事件の真相であった。その時、ラドックの手がのびて来た。ターキンはゲーリーとマーラを逃がし、自分は兇弾に倒れた。マーラと共に、セバスチャンの新聞を調べたゲーリーは、ついにジョー1派の陰謀を探り当てた。そして、政府の高官を、テレビ中継中に暗殺しようとした彼らの計画を、ゲーリーの決死の活躍でふせいだ。事件が終わって、ゲーリーはようやく、マーラと2人だけで愛を語りあうのだった。

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