ターザンと猛獣の怒り

劇場公開日:

解説

インドを舞台にした36本目のターザン映画。エドガー・ライス・バロウズの原作を「非情の青春」のロバート・ハーディ・アンドリュースと「喰いついたら放すな」の監督ジョン・ギラーミンが共同で脚本化し、ギラーミンが監督したもの。撮影はポール・ビーソンでインド南部の密林にロケを行った。音楽は「泥棒株式会社」のケン・ジョーンズの編曲になり、製作はターザン映画を二本手がけたサイ・ワイントローブ。出演者は西部劇のスタントマンを勤めていたジョック・マホニーが13代目ターザンになるほか、「聖なる漁夫」のマーク・デーナ、800名から選ばれたシミ・ボンベイの街頭で発見された少年ジャイなど。

1962年製作/アメリカ
原題:Tarzan Goes to INDIA
配給:MGM
劇場公開日:1962年12月25日

ストーリー

インドのジャングル地方のマーハラージャ王とカマラ姫(シミ)に呼ばれたターザン(ジョック・マホニー)は、故郷アフリカのジャングルを後に大急ぎで駆けつけた。川をせきとめてジャングルに大きなダムを作るのでジャングル一帯が大洪水になり、たくさんの象が溺れ死んでしまうのを助けて欲しいというのだ。ダムの技師ブライス(レオ・ゴードン)とオハラは期日に間に合わせるには象を溺れさせてもやむをえないと考えていたが、技術見習いのインド青年ラマは、動物たちを安全な土地へ移してやりたいとオハラに相談した。だが凶暴な巨象が仲間をひきつれてダム建設のキャンプを襲ったのでオハラは腹を立ててしまった。翌日、ジャングル探険していて罠にはまったターザンを助けたのは巨象にまたがったジャイ少年だった。少年は動物をいじめる人間が嫌いだったがターザンが動物の味方と知って友達になった。だが前日の象の乱暴が少年の仕業と知ったターザンがたしなめると、少年はターザンを裏切者と罵ってジャングルに隠れた。けれどターザンがブライス一味に殺されそうになった時助けたのはジャイ少年だった。ダムの水門を閉じるまでに象の移動を終わらせるために野獣を狩り立てることになった。ところが安全地帯へ進む象群の先頭に立っていた巨象が突然向きをかえ、何千という象がダムへ突進した。ブライスは踏み殺され、ダムの門も危くなった。ジャイ少年の愛象ガジェンドラが巨体で門を支えたおかげで、象群はふたたび安全地帯へと進んでいった。役目を果たしたターザンはカラマ姫、象少年、ラマたちに別れを告げて、アフリカのジャングルへ帰っていくのだった。

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