底抜けいいカモ

劇場公開日:

解説

ジェリー・ルイスとビル・リッチモンドの共同シナリオを「底抜け大学教授」のジェリー・ルイスが演出したスラプスティック・コメディ。撮影は「底抜けオット危い」のW・ウォーレス・ケリー、音楽はデイヴィッド・ラスキンが担当した。出演はジェリー・ルイス、「コマンチェロ」のイナ・バリン、「市民ケーン」のエヴェレット・スローン、「私はそんな女」のキーナン・ウィン、ピーター・ローレほか。

1964年製作/アメリカ
原題:The Patsy
配給:パラマウント
劇場公開日:1964年12月3日

ストーリー

スタンリー(ジェリー・ルイス)はホテルのボーイ。ある日ハリウッドの人気コメディが急死したので、その代わりとして喜劇スターに育てられることになった。寝耳に水のスタンリーも、遊んでいて贅沢できると言われて、その気になった。プロデューサーの秘書エレン(イナ・バリン)の魅力も手伝っていた。彼は上等の服を着せられ、ヘア・スタイルを変え、発声のレッスンをして、芸人へのスタートをきった。テストに吹き込んだレコードも大ヒットするというケガの功名もあった。その間、彼の宣伝もぬけ目なく行われていた。そして、彼の名が知れわたってから、記者会見をやった。モッタイをつけて遅刻して現れ、ホッパー女史の帽子を見て、ゲラゲラ笑ってしまった。女史は映画ジャーナリストの女王といわれるほどのうるさ型。一同をハラハラさせたが、女史は彼の正直さを称讚した。お陰で、スタンリーの株が上がり、色々な所から出演依頼が殺到した。だが、プロデューサー側は確信がなく、場末のクラブに出演させてみたが、その結果は予期したとおり、さんざんだった。スタンリーはエレンに激励されて猛レッスンをつづけ、テレビ出演の契約がまとまったが、リハーサルをやってみるとやっぱりダメ。プロデューサーたちはサジを投げた。スタンリーはエレンに励まされて一応テレビ局に向かったが、車は混雑して遅刻。すっかりおじけづいたスタンリーが局を脱けだそうとしてドアを間違え、あるコマーシャル放送のスタジオに飛びこみ、なんとかごまかして逃げようとするのがおかしく、観客はそれを演技と間違えて大喝采。一躍名コメディアンといわれるようになった。

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