戦場よ永遠に

劇場公開日:

解説

日本人家庭に育てられた白人兵士を主人公に“サイパン玉砕”を題材にしたヒューマニズム戦争映画。ジル・ダウドとテッド・シャードマンの脚本を、「無警察地帯」のフィル・カールソンが監督した撮影は「戦略爆破舞台」のバーネット・ガフィイ、音楽は「影なき恐怖」のライス・スティーブンス。出演は主人公に「バファロー大隊」のジェフリー・ハンターがふんするほか(幼年時代は「宇宙への冒険」のリチャード・アイアー)、TVスター、デイビッド・ジャンセン、「艦隊は踊る」のヴィク・ダモン、「ゴーストタウンの決斗」のパトリシア・オウエンス、「戦場にかける橋」の早川雪洲、青木鶴子、高美以子ら。沖縄でロケが行われた。製作アーヴィング・H・レヴィン。

1960年製作/アメリカ
原題:Hell to Eternity
配給:日本アライド・アーチスツ
劇場公開日:1960年10月20日

ストーリー

真珠湾攻撃による日米開戦でロスアンゼルスの日本人街の人々は敵性国人隔離収容所に入れられた。ウメ一家も同様だ。養子のガイ(ジェフリー・ハンター)を除いては。ガイは父が鉄道員で、母は病気、孤児同前だった。ウメ(青木鶴子)に引取られ、息子たちと同様に育てらたのだ。日本語にも日本の風習にもなじんだ。ガイは隣家の娘エスター(高美以子)とも引き離された。戦争は激化し、若者たちは続々、召集されていった。ガイも海兵隊に入った。日本語ができるというので、シュウェイブ大尉の情報部に配属された。ビルやピーテ、レオナード曹長らと戦友になった。ペンドルトン基地の訓練をおえ、ハワイを経てサイパン上陸作戦に参加することになった。ハワイの最後の夜、ガイはピーテらと、美しい記者シェイラ(パトリシア・オウエンス)や2人の日系女性と過した。サイパン上陸作戦は激烈だった。日本軍を憎む者がふえたが、ガイは育ての親のウメ一家に対する気持ちを捨てきれず、日本軍に銃を向ける気にもなれなかった。が、米軍は次第に日本軍を追いつめた。ガイの目の前で、母親が子供を連れて崖から飛び降りて死んだ。日本兵は夜襲をかけてき、死んでいった。玉砕戦法である。ガイはそれらの死がムダに見えてならなかった。ある夜、ガイはキャンプを抜け出、敵陣に忍びこんだ。達者な日本語で降伏を呼びかけた。その説得で松井将軍(早川雪洲)ら800人近い日本兵が降伏した。が、連行の途中、彼らの幾人かがガイに襲いかかった。ガイはやむなく相手を射殺した。――将軍の勇気ある降伏が他に犠牲者を出さしめず、戦闘は終った。ガイはシルバー・スター賞をもらった。海兵隊はテニヤンに向った。

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映画レビュー

1.0『よし。よし。心配するな』『ありがとう』

2024年2月8日
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マサシ
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